日本高野連=
日本高校野球連盟などは、ことし3
月に
予定しているセンバツ
高校野球の
運営委員会を
開き、
観客を
入れた
開催を
目指して
大会の
準備を
進めて
いく方針を
確認しました。そのうえで
新型コロナウイルスの
今後の
感染状況を
見極めながら
慎重に
対応して
いく考えを
示しました。
日本高野連などは13
日午後、
オンラインでことし3
月19
日に
開幕を
予定しているセンバツ
高校野球の
運営委員会を
開きました。
この中では、新型コロナウイルスの感染対策をとったうえで、観客を入れた開催を目指して大会の準備を進めていく方針を確認しました。
具体的には、
▽席を取る列ができるのを防ぐために、すべて前売りの指定席にするほか、
▽アルプス席は、学校関係者のみを販売の対象にするとしています。
一方で、感染対策に経費がかかることなどから入場料金の値上げを決めました。
このほか、出場32校のうち明治神宮大会の優勝校の地区に割り当てられる「神宮大会枠」は、去年秋の大会が中止になったため、困難な環境の克服などが選考の基準となる「21世紀枠」を1校増やして4校にすることを決めました。
そのうえで、日本高野連などは、甲子園球場のある兵庫県などにも緊急事態宣言が出されることを踏まえ、今後の感染状況を見極めながら慎重に対応していく考えを示しました。
高校野球は去年、新型コロナウイルスの影響で史上初めてセンバツ大会と夏の大会が相次いで中止となりました。
日本高野連の小倉好正事務局長は「新型コロナウイルスの感染状況は厳しくなっているが、ことしこそは甲子園での全国大会を開催したいという思いがある。この1年の感染対策の経験もあるので、皆さんの力も借りながら、大会ができるように準備していきたい」と話していました。