中国でスパイ
行為に
関わったとして
国家安全当局に
逮捕され、8
月に
起訴された
大手製薬会社の
日本人男性社員に9
月2
日、
中国に
駐在する
金杉憲治大使が
面会し、
早期解放を
求める姿勢を
重ねて
示しました。
男性の
起訴後、
金杉大使が
面会するのは
初めてです。
大手製薬会社 アステラス製薬の50代の日本人男性社員は2023年3月、スパイ行為に関わったとして中国の首都 北京で国家安全当局に拘束されたあと逮捕され、ことし8月中旬、検察に起訴されました。
北京にある日本大使館によりますと、中国に駐在する金杉大使は9月2日に面会を行い、健康状態に大きな問題はなかったということです。
金杉大使が男性と面会するのは3度目で、起訴後、面会するのは初めてです。
日本大使館は「早期解放を引き続き強く申し入れていく」としていて、男性の早期解放を求める姿勢を重ねて示しました。
中国では、2014年に反スパイ法が施行されて以降、外国人がスパイ行為にかかわったとして当局に拘束されるケースが相次いでいて、外国企業などの間で懸念が強まっています。