ジョージア州の州都アトランタ近郊の高校で4日午前、日本時間の4日夜、銃撃事件があり、生徒2人と教師2人のあわせて4人が死亡したほか、9人がけがをして病院に運ばれました。
駆け付けた警察官らによって身柄を拘束された容疑者は、この学校に通う14歳の男子生徒で、捜査当局は「殺人の罪で成人扱いで裁かれることになる」としています。
女子生徒の1人は、地元のテレビ局のインタビューで「教室にいたら銃声が聞こえた。赤い警報の明かりがついて、深刻な事態だとわかったので、ドアの前に机を積み上げてバリケードを作った」と話していました。
ABCテレビによりますと、アメリカでことし4人以上が死亡またはけがをした銃撃事件は、これまでに385件に上っていて、ジョージア州だけでもこれで16件目だということです。
ハリス氏「銃による暴力のまん延 終わりにしなければならない」
事件について、ハリス副大統領は4日、東部ニューハンプシャー州で行った演説で言及し、犠牲者に哀悼の意を示しました。
そのうえで「アメリカで親たちが、子どもが生きて帰ってくるか心配しながら毎日学校に送り出さなければならないのは、とんでもないことだ。銃による暴力のまん延は今回かぎりで終わりにしなければならない」と訴えました。
トランプ氏「大切な子どもたち あまりにも早く命を奪われた」
ハリス氏と11月の大統領選挙で争うトランプ前大統領は、4日、SNSで、犠牲者に哀悼の意を示したうえで「大切な子どもたちは病的で錯乱した怪物によってあまりにも早く命を奪われた」と投稿しました。