日本新闻: “ウクライナの越境攻撃プーチン政権に動揺” 米英情報機関

“ウクライナの越境えっきょう攻撃こうげきプーチン政権せいけんに動揺どうよう” 米べい英えい情報じょうほう機関きかん

Sep 9, 2024 06:09

Furigana

アメリカとイギリスの情報じょうほう機関きかんのトップがロンドンで開ひらかれたイベントで対談たいだんし、ウクライナ軍ぐんによるロシア西部せいぶへの越境えっきょう攻撃こうげきについてプーチン政権せいけんに動揺どうようを与あたえるなど、一定いっていの成果せいかがあったという認識にんしきを示しめした上うえで、ウクライナを支援しえんし続つづける必要ひつよう性せいを強調きょうちょうしました。

アメリカのCIA＝中央ちゅうおう情報じょうほう局きょくのバーンズ長官ちょうかんとイギリスの対外たいがい情報じょうほう機関きかん、MI6のムーア長官ちょうかんは7日にち、ロンドンで開ひらかれたイベントで対談たいだんしました。

2人にんが公おおやけの場ばにそろって姿すがたを見みせるのは初はじめてで、ウクライナ情勢じょうせいなどについて意見いけんを交かわしました。

この中なかで、ムーア長官ちょうかんはウクライナ軍ぐんが進すすめているロシア西部せいぶクルスク州しゅうへの越境えっきょう攻撃こうげきについて「形勢けいせいを変かえようとする彼かれらの大胆だいたんな動うごきだ」と述のべ、作戦さくせんを遂行すいこうしたウクライナ側がわを評価ひょうかしました。

また、バーンズ長官ちょうかんも「プーチンのロシアと軍ぐんのぜい弱ぜいじゃく性せいを露呈ろていした。エリートたちにこの戦争せんそうがどこに向むかっているのかという疑問ぎもんを投なげかけた」と述のべ、プーチン政権せいけんに動揺どうようを与あたえたなどとして、越境えっきょう攻撃こうげきは一定いっていの成果せいかがあったという認識にんしきを示しめしました。

一方いっぽう、ロシアの動向どうこうを巡めぐりバーンズ長官ちょうかんは「戦術せんじゅつ核兵器かくへいきが使用しようされる真しんのリスクがあると考かんがえた瞬間しゅんかんが2022年ねんの秋あきにあった」と述のべ、ウクライナ軍ぐんが東部とうぶハルキウ州しゅうなどで反撃はんげきを進すすめていたこの時期じきに、ロシアによる核兵器かくへいき使用しようの可能かのう性せいに最大限さいだいげん警戒けいかいを強つよめていたことを明あきらかにしました。

ムーア長官ちょうかんはロシアが繰り返くりかえしている核かくの威嚇いかくについて「西側にしがわ諸国しょこくの誰だれもひるまないだろう」と述のべ、警戒けいかいしつつも過度かどに恐おそれる必要ひつようはないと指摘してきした上うえで、両りょう長官ちょうかんともにウクライナを支援しえんし続つづける必要ひつよう性せいを強調きょうちょうしました。