天皇陛下は、
新年にあたって
文書で
感想を
寄せ、
全国で
相次いだ
災害の
ほか世界各地で
起きている
戦争や
紛争に
触れたうえで、「
新しい年が、
我が国と
世界の
人々にとって、
明るい希望を
持って
歩んで
いくことの
できる年となることを
祈ります」と
述べられました。
天皇陛下は、新年にあたって文書で感想を寄せ、去年も全国で災害などが相次いだほか、物価上昇などで苦労した人が多かったとしたうえで、「困難を抱えている人々のことを案じています。その一方で、助けを必要としている人々のために、様々な活動に地道に取り組んでいる人も多いことを心強く思うとともに、そのような支援の輪が広がっていくことを願っています」と述べられました。
さらに、「世界各地で、戦争や紛争により、多数の人々の命が失われていることに心が痛みます。平和な世界を築くために、お互いの理解に努め、協力していくことの大切さを改めて感じています」と記されました。
そして、「今年も、人々がお互いを思いやりながら支え合うことを願い、新しい年が、我が国と世界の人々にとって、明るい希望を持って歩んでいくことのできる年となることを祈ります」とつづられました。
天皇陛下は、5月に即位から5年の節目を迎えられます。
ことしは、皇后さまとともに、
▽全国植樹祭で岡山県を、
▽国体から名称変更した国民スポーツ大会で佐賀県を、
▽国民文化祭で岐阜県を、
▽全国豊かな海づくり大会で大分県を訪問する見通しで、地方訪問などが本格的に再開された去年に続き、各地を訪れて多くの人とふれあわれる1年になりそうです。
皇居では、元日の1日、新年祝賀の儀が行われ、2日は新年一般参賀が行われます。