“ブラック・ジャック”の新作しんさく 生成せいせいAIで制作せいさく 報道ほうどう関係かんけいしゃ公開こうかい

Easy Japanese news
Nov 20, 2023 19:11 0
Furigana
Japanese newspaper
漫画まんが 手塚てづか治虫おさむさん代表だいひょうさくの1つで、生命せいめい医療いりょうテーマにした漫画まんが「ブラック・ジャック」の新作しんさく生成せいせいAIを使つかって制作せいさくするプロジェクトが完了かんりょうし、20にち作品さくひん一部いちぶ報道ほうどう関係かんけいしゃ公開こうかいされました。

20にち東京とうきょうみなと慶應義塾けいおうぎじゅく大学だいがく報道ほうどう関係かんけいしゃ対象たいしょうにした新作しんさく完成かんせい報告ほうこくかいおこなわれ、手塚てづか治虫おさむさん長男ちょうなんでプロジェクトのそう監督かんとくつとめた手塚てづかまことさんや、総合そうごうプロデューサーで人工じんこう知能ちのう専門せんもん慶應義塾けいおうぎじゅく大学だいがく栗原くりはらさとし教授きょうじゅらが出席しゅっせきしました。

ことし6つきからはじまったプロジェクト「TEZUKA2023」は、連載れんさいから50ねんむかえる手塚てづか治虫おさむさん代表だいひょうさくの1つ「ブラック・ジャック」の新作しんさくを、生成せいせいAIを使つかって制作せいさくするこころです。

報告ほうこくかい冒頭ぼうとうまことさんは「予定よていどおり完成かんせいしてほっとしています。AIと人間にんげんきょう作業さぎょうしっかり作り上つくりあげることができてうれしくおもいます。大変たいへん興味深きょうみぶかものが出来上できあがったとかんじています」とべました。

今回こんかい新作しんさくは、おおまかなストーリーやしんキャラクターのデザインについて生成せいせいAIとやり取やりとして、そこでてきたアイデアもとに、クリエーターたちがくわえて制作せいさくすすめてきました。

参加さんかしたクリエーターの1にん映画えいが監督かんとくはやし海象せいうちさんは「AIはタイトルなどアイデアしてくれました。会話かいわをしているかん作業さぎょうすすみ、こちらかたへんだとちがこたしたりしてたのしかったです」とはなしていました。

報告ほうこくかいでは冒頭ぼうとうの5ページ紹介しょうかいされ、ブラック・ジャックと助手じょしゅのピノコが訪問ほうもんさき企業きぎょうのCEOから患者かんじゃてほしいと依頼いらいけ、物語ものがたりかくとなるキャラクターがベッドうえよこたわっているシーンが公開こうかいされました。

ブラック・ジャックの新作しんさくは、22にち秋田あきた書店しょてんから出版しゅっぱんされる「週刊しゅうかん少年しょうねんチャンピオン」に掲載けいさいされます。

「AIが人間にんげんの『創造そうぞうせいのサポート』にどれだけ貢献こうけんできるのか」

今回こんかいのプロジェクトは、生成せいせいAIを使つかってブラック・ジャックの新作しんさくいどだけではなく「AIが人間にんげんの『創造そうぞうせいのサポート』にどれだけ貢献こうけんできるのか、その可能かのうせい課題かだいさぐ」という「研究けんきゅう」もおもなねらいです。

制作せいさくにあたっては、おおきく2つの生成せいせいAIを使つかって人間にんげんと「きょう働」で作業さぎょうすすめました。

おおまかなストーリーづくには、テキスト生成せいせいするAIを、あら登場とうじょうするキャラクターのかお造形ぞうけいアイデア画像がぞう生成せいせいAIを使用しようしました。

ストーリーづくでは、テキスト生成せいせいするAIに、ブラック・ジャックの物語ものがたり構造こうぞう世界せかいかん登場とうじょう人物じんぶつ属性ぞくせいといった「作風さくふう」を取り込とりこんだ指示しじぶん、プロンプトを打ち込うちこことで、ストーリーのおおまかな「プロット」を生成せいせいさせました。

キャラクターづくには、画像がぞう生成せいせいAIに「ブラック・ジャック」や手塚てづかさんほか作品さくひんのキャラクターを学習がくしゅうさせることで「手塚てづか治虫おさむふう」の生成せいせいできるようカスタマイズしました。

ことし7つきから、クリエーターたちも参加さんかしてストーリーの作成さくせい本格ほんかくてき取り組とりくみ、AIに指示しじしたり、アイデア相談そうだんしたりしながら物語ものがたり骨格こっかくかためていきました。

9つきからはしんキャラクターを画像がぞう生成せいせいAIで大量たいりょう生成せいせいさせ、物語ものがたりのイメージにちか画像がぞうを「参考さんこう画像がぞう」としてえらんだうえで、クリエーターが登場とうじょう人物じんぶつえがいていく作業さぎょうすすめられました。

最後さいごはコマからペンまで、人間にんげんで1から漫画まんがえがげられ、このたび32ページ完全かんぜん新作しんさく完成かんせいしました

手塚てづかまことさん「なにかんがえずまっさらな気持きもんでほしい」

手塚てづか治虫おさむさんの長男ちょうなんでプロジェクトのそう監督かんとくつとめた手塚てづかまことさんは「雑誌ざっしかたちとなったときは感動かんどうしました。どんなクオリティーか、ブラック・ジャックになるのか不安ふあんだったが、完璧かんぺきではないですが、なんとなくそれっぽいものには落とし込おとしこめたとおもいます。AIを使つかいこなすことでさらにテンポよく制作せいさくできるおもいますが、AIはレスポンスがはやのでAIがやればやるほど人間にんげんもっとはたらかないといけないともかんじました。まずはなにかんがえずに、まっさらな気持きもんでほしいとおもいます。どういう感想かんそうか。だい否定ひていもいるとおもし、賛否さんぴふくめ、てきたこえ率直そっちょくきたいです」とはなしていました。

栗原くりはらさとし教授きょうじゅ「AI活用かつよう可能かのうせいかんじた 最後さいご人間にんげん次第しだい

プロジェクトの総合そうごうプロデューサーをつとめた、人工じんこう知能ちのう専門せんもん慶應義塾けいおうぎじゅく大学だいがく栗原くりはらさとし教授きょうじゅは「AIの活用かつよう可能かのうせいかんじたのは間違まちがないです。ただだれもがAIとコラボしてAIのよさを引き出ひきだせる自分じぶんたかめられるかというとそうではないともかんじました。AIが生成せいせいしたものをただ受け入うけいれるだけではなく、生成せいせいされた内容ないように対にたいして人間にんげん創造そうぞうせいたかめて反応はんのうしていかないと、かせないとおもいます。いまのAIは苦労くろうしなくてもそれなりのものは生成せいせいできるし、それだけでもたのしいですが、よりぼくが、人間にんげんたましいめることができるかどうかは、最後さいご人間にんげん次第しだいかんじました」とはなしていました。

はやし海象せいうちさん「AIと人間にんげん切磋せっさ琢磨たくま 面白おもしろ作品さくひんてくる」

クリエーターの1にんとしてプロジェクトに参加さんかした映画えいが監督かんとくはやし海象せいうちさんは「AIは物語ものがたりを『こわ』という、いわゆる乱調らんちょうではない、無難ぶなんアイデアおおので、『める姿勢しせい』はまだよわかんじました。ただタイトル人工じんこう臓器ぞうき名称めいしょうアイデア提案ていあんしたのはおどろきました。言葉ことば完全かんぜん作り出つくりだしてきたので、どこまなんだのか、魅力みりょくてきだとかんじました。AIと人間にんげん切磋せっさ琢磨たくましてタッグをんでいけば面白おもしろおもえるような作品さくひんてくるとおもいます」とはなしていました。

5
4
3
2
1
Japanese newspaper
大阪おおさか関西かんさい万博ばんぱく13にち

大阪おおさか関西かんさい万博ばんぱくが13にちわりました

N4 Source: NHK 1939 Oct 14, 2025 19:10
Japanese newspaper
つくたの
N2 Source: Tổng hợp 1505 Oct 14, 2025 03:10