大相撲九州場所の
序ノ口はウクライナ
出身で、ロシアによる
軍事侵攻から
逃れて
来日し、
今場所初めて番付に
しこ名が
載った19
歳の
安青錦が7
戦全勝として
優勝しました。
九州場所の序ノ口は13日目の24日、安青錦が序二段の二十城と対戦し、得意の右四つに組んで一気に寄り切って勝ち、7戦全勝で優勝しました。
安青錦は7歳から相撲を始めて4年前の世界ジュニア選手権で3位となり、その後、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から逃れて相撲を続けるため、2022年4月に来日しました。
友人がいる関西大の相撲部で稽古を積んだあと、2022年12月に安治川部屋に入門し、ことしの秋場所の前相撲で初土俵を踏みました。
今場所は西の序ノ口14枚目で初めてしこ名が番付に載り、師匠で元関脇 安美錦の安治川親方から指導を受けている前まわしを取っての出し投げや、押し相撲で白星を重ねました。
24日は関西大の友人が観戦に訪れていたということで「『頑張って優勝しろよ』と言われてプレッシャーになった」と笑顔で話しました。
取組後には安治川親方とがっちり握手を交わし「『おかげさまで優勝できました』と報告したい。師匠みたいな相撲を取りたい」とした上で目指す番付は「横綱です」と力強く話しました。