去年9
月、
静岡県牧之原市の
認定こども
園で、
当時3
歳の
女の子が
通園バスの
車内に
置き去りにされ
重度の
熱中症で
死亡した
事件で、
検察は24
日バスを
運転していた
当時の
園長と
クラスの
元担任の2
人を
業務上過失致死の
罪で
在宅起訴しました。
在宅起訴されたのは、牧之原市にある認定こども園「川崎幼稚園」の元園長、増田立義 被告(74)とクラスの元担任の西原亜子 被告(48)です。
起訴状などによりますと、2人は去年9月5日、こども園の駐車場に止めた通園バスの中に河本千奈ちゃん(当時3)をおよそ5時間にわたって置き去りにして、重度の熱中症で死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われています。
警察が去年9月中旬にバスを現場の駐車場に止めて行った検証では、車内の温度が45度を超えたことがわかりました。
また、これまでの調べで元園長は、当時バスを運転していて園児らが降りる際に車内の確認を怠ったほか、元担任は千奈ちゃんが教室で姿が見えなかったのに、保護者に問い合わせをしなかったことがわかっていて、検察はそれぞれが安全管理を怠ったと判断しました。
また、この事件では、ほかにもバスの元乗務員とクラスの元副担任が書類送検されていましたが、検察はこの2人を不起訴にしたということです。
おことわり
今回の検察の処分について、22日に配信した記事で「在宅起訴されたことがわかった」としていましたが、正しくは、この時点では起訴の手続きが完了していませんでした。確認が不十分でした。大変失礼しました。