オーストラリア北部沿岸の町に、大量発生したネズミが押し寄せ、住民が悲鳴を上げています。浜辺にはネズミの死骸が打ち上げられ、異臭を放っているということです。
大量はっせいしたのは、豪原産のケナガクマネズミ。餌を求めて数百キロの距離を移動し、徐々に海に近づいていました。
そして今、ネズミたちはクイーンズランド州沿岸部の町カルンバとノーマントンに到達しました。
オーストラリアの内陸部ではここ数年干ばつが続いていますが、まとまった雨が降ると作物の育成が加速します。これにより、バッタやネズミなどの害虫・害獣の繁殖が活発になります。
クイーンズランド州では今後も雨が続くとみられており、ネズミもさらに増えるおそれがあります。