ウクライナの
原子力発電公社、「エネルゴアトム」は2
日、ロシアが
占拠を
続けるヨーロッパ最大級のザポリージャ
原子力発電所で、
発電所につながる
送電が
途絶え、
原子炉の
冷却に
必要な
外部からの
電力供給が
一時失われたと
発表しました。
ザポリージャ原発では2日未明から朝にかけて非常用の発電機で冷却機能を維持したということです。
送電が途絶えた詳しい原因は明らかになっていません。
IAEA=国際原子力機関によりますと、原子炉の冷却などに必要な電力の供給が失われたのはことし5月以来で、軍事侵攻後では8度目になるということです。
IAEAのグロッシ事務局長は声明で「今回の事態は原発の安全性が不安定であることを改めて思い起こさせるものだ。すべての当事者に対し、原発をさらに危険にさらすような行動を取ることのないよう呼びかける」としています。