Báo tiếng Nhật: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（10日の動き）

【随時ずいじ更新こうしん】ロシアウクライナに軍事ぐんじ侵攻しんこう（10日にちの動うごき）

Dec 10, 2022 12:12

Furigana

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる10日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナは7時間じかん、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ロシア西部せいぶ日産にっさん自動車じどうしゃの工場こうじょうロシアの自動車じどうしゃ大手おおてが引き継ひきつぐ

ロシアのインターファクス通信つうしんなどによりますと、マントゥロフ産業さんぎょう貿易ぼうえき相しょうは9日にち、記者きしゃ団だんに対にたいし、ロシア西部せいぶのサンクトペテルブルクで日産にっさん自動車じどうしゃが運営うんえいしていた工場こうじょうをロシアの自動車じどうしゃ大手おおてアフトワズが引き継ひきつぐことになったと明あきらかにしたということです。来年らいねん、生産せいさんを開始かいしする見通みとおしだとしています。

国連こくれん安保理あんぽり緊急きんきゅう会合かいごうで武器ぶき供与きょうよめぐり欧米おうべいとロシアが非難ひなんの応酬おうしゅう

ウクライナ情勢じょうせいをめぐり、国連こくれん安保理あんぽりは9日にち、ロシアの要請ようせいで緊急きんきゅう会合かいごうを開ひらき、ネベンジャ国連こくれん大使たいしは、欧米おうべいがウクライナに供与きょうよした武器ぶきの一部いちぶが国外こくがいに流出りゅうしゅつしテロリストに渡わたっていると主張しゅちょうし「国際こくさい社会しゃかいの平和へいわと安定あんていにとってリスクだ」と述のべて欧米おうべいやウクライナを非難ひなんしました。

これに対にたいして、ウクライナのキスリツァ国連こくれん大使たいしは、各国かっこくから供与きょうよを受うけた武器ぶきの管理かんりは徹底てっていしていると強調きょうちょうしたほか、欧米おうべい各国かっこくは、ロシアの主張しゅちょうには証拠しょうこがないと反論はんろんしました。

さらに、イギリスのウッドワード国連こくれん大使たいしは、ロシアは安保理あんぽり決議けつぎに違反いはんしてイランから供与きょうよされた無人むじん機きなどでウクライナを攻撃こうげきしているとして批判ひはんしたほか、アメリカのミルズ国連こくれん次席じせき大使たいしは「ロシアは、偽にせの情報じょうほうを流ながしてウクライナへの国際こくさい的てきな支援しえんを弱よわめようとしている」と述のべ、武器ぶきの供与きょうよをめぐり欧米おうべいとロシアの双方そうほうによる非難ひなんの応酬おうしゅうとなりました。

ことし世界せかい各地かくちで殺害さつがいされたジャーナリストウクライナが最多さいたに

IFJ＝国際こくさいジャーナリスト連盟れんめいは、ことし世界せかい各地かくちで殺害さつがいされたジャーナリストの人数にんずうが、ロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうの影響えいきょうなどもあり、去年きょねんより20人にん増ふえて67人にんに上のぼったと9日にち、発表はっぴょうしました。

国くに別べつで最もっとも死者ししゃが多おおかったのがウクライナで、銃撃じゅうげきを受うけるなどして12人にんが殺害さつがいされたということです。

また、犯罪はんざい組織そしきの活動かつどうが問題もんだいとなっているメキシコでは11人にん、政情せいじょう不安ふあんが続つづくカリブ海かりぶかいの国くにハイチでも6人にんが殺害さつがいされたとしています。

ジャーナリストが殺害さつがいされるケースは、近年きんねん、減少げんしょう傾向けいこうが続つづいていたということですが、ウクライナ情勢じょうせいの悪化あっかなどを背景はいけいに、犠牲ぎせい者しゃの増加ぞうかに転てんじた形かたちです。

国際こくさいジャーナリスト連盟れんめいのアントニー・ベランジェ事務じむ局長きょくちょうは「ジャーナリストの殺害さつがいの急速きゅうそくな増加ぞうかは、民主みんしゅ主義しゅぎの重要じゅうような柱はしらの1つであるジャーナリズムを守まもるよう、警鐘けいしょうを鳴ならしている。行動こうどうを起おこさなければ、自由じゆうな情報じょうほうの流ながれを抑圧よくあつしようとする者ものに、力ちからを与あたえるだけだ」とコメントし、懸念けねんを表あらわしました。

“軍ぐんのうその情報じょうほう広ひろめた” ロシアの野党やとう指導しどう者しゃに禁錮きんこ刑けいの判決はんけつ

ロシアの国営こくえい通信つうしんによりますと、首都しゅとモスクワの裁判所さいばんしょは9日にち、野党やとう指導しどう者しゃのイリヤ・ヤシン氏しに対にたいしてウクライナ情勢じょうせいをめぐりロシア軍ぐんに関にかんするうその情報じょうほうを広ひろめたとして、禁錮きんこ8年ねん6か月かげつの実刑じっけい判決はんけつを言い渡いいわたしたということです。

ヤシン氏しは、ことし4月つきロシア軍ぐんが撤退てったいしたウクライナの首都しゅとキーウ近郊きんこうのブチャで多おおくの市民しみんが殺害さつがいされているのが見みつかったことを動画どうが投稿とうこうサイト、ユーチューブで批判ひはんし、その後そのご、ロシア当局とうきょくに身柄みがらを拘束こうそくされました。

ヤシン氏しは判決はんけつを受うけSNSに声明せいめいを投稿とうこうし「ヒステリックな判決はんけつで当局とうきょくは私わたしたち全員ぜんいんを怖こわがらせようとしているが、実際じっさいは自分じぶんたちの弱よわさを見みせているだけだ。弱よわい者ものは反対はんたい意見いけんを焼き払やきはらい、人々ひとびとの口くちをふさごうとする」と述のべ言論げんろん統制とうせいを強つよめるプーチン政権せいけんを強つよく非難ひなんしました。

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは9日にち、訪問ほうもん先さきの中央アジアちゅうおうあじあのキルギスでヤシン氏しの判決はんけつについて記者きしゃから問とわれ「裁判所さいばんしょの決定けっていを問とうことは適切てきせつではないと考かんがえる」と述のべ、コメントを避さけました。

ザポリージャ原発げんぱつ “職員しょくいんがロシア軍ぐんの兵士へいしから暴行ぼうこう”

ウクライナの原子力げんしりょく発電はつでん公社こうしゃ「エネルゴアトム」は、ロシア軍ぐんが占拠せんきょを続つづけるウクライナ南部なんぶのザポリージャ原子力げんしりょく発電はつでん所しょで、職員しょくいんがロシア軍ぐんに連れ去つれさられたり、拘束こうそくされたりする被害ひがいが相次あいつぎ、弾圧だんあつが強つよまっているとする声明せいめいを発表はっぴょうしました。

声明せいめいによりますと、今月こんげつ8日にち、原発げんぱつに勤つとめる職員しょくいん2人にんが同僚どうりょうの目めの前まえでロシア軍ぐんの兵士へいしに激はげしい暴行ぼうこうを受うけ、どこかへ連つれて行いかれたとしています。

また、原発げんぱつの安全あんぜん管理かんりを担になう責任せきにん者しゃの1人にんも、ロシア軍ぐんによって拘束こうそくされ、地下ちかに閉じ込とじこめられたということです。

エネルゴアトムは、ロシア軍ぐんがこうした行動こうどうを取とるのは、原発げんぱつの職員しょくいんを自分じぶんたちに従したがわせるためだという見方みかたを示しめしたうえで「ロシア軍ぐんから職員しょくいんを解放かいほうするため、IAEA＝国際こくさい原子力げんしりょく機関きかんと国際こくさい社会しゃかいに、あらゆる手段しゅだんを講こうじるよう求もとめたい」としています。