29
日午前、
沖縄県の
尖閣諸島周辺の
領海のすぐ
外側に
ある「
接続水域」を
中国海警局の
船が
航行しているのが
確認されました。ことし、
中国当局の
船が
接続水域を
航行した
日数は334
日となり、
過去最多になりました。
第11管区海上保安本部によりますと、29日午前9時現在、中国海警局の船4隻が尖閣諸島周辺の接続水域を航行しているのが確認されました。
ことし、中国当局の船が接続水域を航行した日数は334日となり、おととしの333日を上回って、10年前の2012年9月11日に政府が尖閣諸島を国有化して以降、最も多くなりました。
また、ことし、尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の船が侵入したのは28件と、ここ数年とほぼ同じペースで推移しています。
今月22日から25日にかけては、72時間45分にわたって領海にとどまり続け、過去最長を記録しました。
第11管区海上保安本部は、接続水域を航行している4隻が領海に入らないよう警戒と監視を続けていて、「わが国の領土、領海を断固として守り抜くという方針のもと、関係機関と緊密に連携し、冷静かつきぜんと対応を続け、領海警備に万全を期していく」としています。