アメリカ議会下院で
多数派を
占める野党・
共和党内の
造反で
議長が
決まらない
中、
開会4
日目の
投票で
造反議員の
多くが
議長を
目指す党下院トップへの
支持にまわり、
過半数まで3
票に
迫りました。
このあと再開される見込みの投票で決着するか注目されます。
アメリカ議会下院では多数派を占める野党・共和党の下院トップ、マッカーシー院内総務が議長選出を目指していますが、党内の保守強硬派の議員らが造反し、議長が決まらず、再投票が繰り返される異例の事態が続いています。
共和党内では造反議員の説得が続いていて、議会開会4日目となった6日、日本時間の7日朝早く行われた13回目の投票で、これまで造反してきた20人の議員のうち14人がマッカーシー氏への支持にまわりました。
これによりマッカーシー氏は選出に必要な過半数まであと3票に迫りました。
その後、日本時間の正午まで議会は休会となりマッカーシー氏は「非常に大きな前進を遂げた。われわれが再び戻ってくる時にはきっぱりと終わらせるための票を得られると信じている」と述べて議長選出に自信を見せました。
マッカーシー氏はこれまでに、現職の議長の解任を求めやすくすることや、重要な委員会に保守強硬派を配置することに同意するなど造反議員に譲歩しています。
議会が休会となっている間、マッカーシー氏は残りの造反議員の説得を続けたとみられ、このあと再開される見込みの投票で決着するか注目されます。