おととし、
千葉県柏市で
私用で
車を
運転していた
警察官が「ぶつかった」
などと
言いがかりをつけられ、
現金を
脅し取られる
事件があり、
暴力団員ら5
人が
逮捕されました。
この捜査の
過程では、
被害者の
警察官が
当時、
飲酒運転をしていた
疑いが
あることもわかり
処分を
受けました。
おととし8月、柏市内の路上で、千葉県警察本部の当時20歳の巡査が、私用で車を運転し、信号待ちをしていたところ、後ろから来た原付きバイクに「ぶつかった」などと言いがかりをつけられました。
その後、巡査は修理代などとして現金160万円を脅し取られ、警察はこの事件に関わったとして、これまでに暴力団員ら5人を逮捕しました。
これまでの調べによりますと、巡査は当時、マッチングアプリで知り合った容疑者グループの1人と酒を飲んだあと車を運転していて、言いがかりをつけられた際には「酒を飲んでいるなら警察を呼ばれたくないだろう」などと脅されていたということです。
警察は、5人がマッチングアプリを使うなどして、巡査を計画的に巻き込んだとみて調べています。
警察は捜査の過程で明らかになった飲酒運転について、巡査を処分したということです。
警察官が飲酒運転をしていたことについて、千葉県警察本部は「コメントは差し控えたい」としています。