Actualités japonaises: 2040年担い手不足1100万人余の予測地方と東京の格差深刻に

2040年ねん担い手にないて不足ふそく1100万まん人にん余よの予測よそく地方ちほうと東京とうきょうの格差かくさ深刻しんこくに

Mar 29, 2023 06:03

Furigana

いわゆる団塊だんかいジュニア世代せだいが65歳さい以上いじょうとなる2040年ねんに、企業きぎょうなどで働はたらく担い手にないての不足ふそくが全国ぜんこくで1100万まん人にん余あまりにのぼるという予測よそくが明あきらかになりました。地方ちほうと東京とうきょうの格差かくさが深刻しんこくになっています。

この予測よそくは、情報じょうほうサービス大手おおての「リクルート」の研究けんきゅう機関きかんがGDP＝国内こくない総そう生産せいさんの将来しょうらいの予想よそうと、性別せいべつや世代せだい別べつの働はたらく人ひとの割合わりあいなどの見通みとおしからこのほどまとめました。

それによりますと、企業きぎょうなどで働はたらく担い手にないての不足ふそくは2040年ねんには全国ぜんこくで1100万まん人にん余あまりにのぼるとしています。

これを都道とどう府県ふけん別べつでみると、東京とうきょう以外いがいのすべての道府県どうふけんで不足ふそくし、不足ふそく率りつが20％を超こえる地域ちいきは18の道府県どうふけんと全体ぜんたいの3分ぶんの1を占しめる結果けっかとなりました。

地方ちほうと東京とうきょうの格差かくさが深刻しんこくになっています。

このうち、不足ふそく率りつが30％を超こえる京都きょうとや新潟にいがた、長野ながのなどは、一定いっていの経済けいざい規模きぼがあるため労働ろうどう需要じゅようは高たかまるものの、少子しょうし高齢こうれい化かの影響えいきょうで労働ろうどう力りょくが追おいつかないことが背景はいけいにあるとしています。

一方いっぽう、地方ちほうのなかでも不足ふそく率りつが低ひくい島根しまねや香川かがわ、富山とやまなどは、労働ろうどう需要じゅよう自体じたいも減へる傾向けいこうにあることから、結果けっかとして低ひくい水準すいじゅんにとどまる形かたちです。

さらに、職種しょくしゅ別べつでは「介護かいごサービス」の25.3％をはじめ、「商品しょうひんの販売はんばい」「ドライバー」「建築けんちく・土木どぼく」などで不足ふそく率りつが高たかくなる予測よそくとなっています。

リクルートワークス研究所けんきゅうじょの古屋ふるや星ぼし斗と主任しゅにん研究けんきゅう員いんは「構造こうぞう的てきな人手ひとで不足ふそくの中なかでは地方ちほうはますます苦くるしくなるばかりだ。発想はっそうの転換てんかんがないと今後こんご、日本にっぽん社会しゃかいが直面ちょくめんする担い手にないて不足ふそくは解決かいけつできない」と話はなしています。