日本新聞: ノーベル平和賞受賞大統領が演説でひと言も触れずフィリピン

ノーベル平和へいわ賞しょう受賞じゅしょう大統領だいとうりょうが演説えんぜつでひと言ひとことも触ふれずフィリピン

Oct 12, 2021 16:10

Furigana

ことしのノーベル平和へいわ賞しょうに、ドゥテルテ政権せいけんの強権きょうけん的てきな姿勢しせいを批判ひはんしてきたフィリピンのジャーナリスト、マリア・レッサ氏しが選えらばれたことについて、受賞じゅしょう発表はっぴょうから3日にちたった11日にち、フィリピン大統領だいとうりょう府ふが祝意しゅくいを示しめしましたが、ドゥテルテ大統領だいとうりょう本人ほんにんは演説えんぜつでひと言ひとことも触ふれず、地元じもとメディアから批判ひはんも出でています。

ノルウェーのオスロにある選考せんこう委員いいん会かいは今月こんげつ8日にち、ことしのノーベル平和へいわ賞しょうに、フィリピンのマリア・レッサ氏しと、ロシアのドミトリー・ムラートフ氏しの2人にんのジャーナリストを選えらんだと発表はっぴょうしました。

このうちインターネットメディアの代表だいひょうを務つとめるレッサ氏しは、ドゥテルテ政権せいけんの、容疑ようぎ者しゃの殺害さつがいも辞じさない違法いほう薬物やくぶつの取締とりしまりなど、強権きょうけん的てきな姿勢しせいを厳きびしく批判ひはんしてきたことから、政府せいふの反応はんのうに注目ちゅうもくが集あつまっていました。