静岡県と
熱海市の
会見を
受けて、
遺族や
被災者でつくる「
被害者の
会」の
会長で、
亡くなった
瀬下陽子さんの
長男の
瀬下雄史さんが
会見を
開きました。
瀬下さんは「調査結果は非常に公明正大と言えるものが出てきた。今回の資料を見るかぎり、明らかな過失があったと言える。行政に重大な過失があったと言わざるをえない」と述べました。
そのうえで「なぜ放置されていたのか、適切だったのかという点は行政で明らかにしてほしい。もみ消さずに事実を出してもらい、適切な対応だったのか防ぐことができたのかどうか、つまびらかにしてほしい」と訴えていました。
また、加藤博太郎弁護士は「防ぐことができた人災であったことが明らかになった。行政に対しては直ちに法的責任の追及は考えておらず、被災者に真摯(しんし)に向き合ってもらって真相解明を自発的に行ってほしい」と述べました。
遺族や被災者、合わせて70人は土石流の被害について、盛り土を造成した不動産会社の代表や今の土地所有者などに対して、先月、静岡地方裁判所沼津支部に32億円余りの賠償を求める訴えを起こしています。
静岡県 難波副知事 “命令出すべきだったと思う 検証が必要”
熱海市が
安全対策を
命じる文書を
作成しながら、
発出を
見送っていたことについて、
静岡県の
難波副知事は
会見で「
命令について
県には
資料が
残っていないが、
県も
十分な
協議をしたと
思う。
私は
命令を
出すべきだったと
思うが、
なぜ市が
発出をしなかったのか
まだよく分かっておらず、
これから検証していかなければいけない。
ただ命令を
出していたら
会社側が
従っていたかは
別問題だと
思う」と
述べました。
土地所有者側「誠に遺憾」
18日の熱海市の記者会見を受けて、盛り土が造成された土地の今の所有者の代理人を務める河合弘之弁護士が声明を発表し「事実関係を確認するべく、当方に対してヒアリングを行う必要があるにもかかわらず一切経ておらず誠に遺憾です。所有者は市や県の指導に従い、盛り土について土地を購入してから土石流災害が生じるまで一切の工事をしていません」とコメントしています。
浜松 東名高速 車転落事故 同乗の2人は交際女性の子どもか
静岡県浜松市の市道を走行していた車が、道路脇の柵を突き破って東名高速道路上に転落した事故で、車を放置して立ち去ったなどとして逮捕された47歳の容疑者が、交際相手とみられる女性の子ども2人を車に乗せていたことが捜査関係者への取材でわかりました。子ども2人は現場に置き去りにされていて、警察が詳しいいきさつを調べています。
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Source: NHK
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Jun 3, 2025 05:06