そしてオマーン戦に向けては「次も確実に勝ち点『3』を取らないといけないし、1つもミスも許されない。ブラジルと戦うつもりで戦いたい」と意気込みを話しました。
開催地のベトナムはコロナ禍でヨーロッパからの直行便がなく、海外組のうち、所属クラブでの試合が比較的早く終わった6人の選手はいったん日本に帰国し、さらに空路でベトナム入りしました。海外組の選手は長距離移動で負担がかかる中、コンディションをいかに整えるかが1つのポイントでした。 ヨーロッパでプレー経験のあるベテランの権田修一選手は「日本のサッカーのレベルが上がったことでヨーロッパでプレーする選手が増えた。これは僕らの宿命。個人個人が最高の準備をすることが大事」と話していました。 さらに想定外の事態が追い打ちをかけました。キャプテンの吉田麻也選手や冨安健洋選手、それに南野拓実選手など、攻守の軸を含む海外組11人は日本サッカー協会が手配したチャーター便でオランダの空港からベトナム入りし、9日の午前中には到着して、その日の夕方の練習に加わる予定でした。 しかし、このチャーター便で経由地のロシアで給油に時間を要し、10時間ほど足止めを食らったのです。現地のビザがないとして機内からも出ることができませんでしたが、選手たちは「割り切ってできることをする」と空いたスペースを使ってストレッチをしたほか、ベトナムの時間に合わせて睡眠を取ったり、朝の時間に窓を開けて光を浴びたりして、体を順応させる工夫をしたということです。 結局、ベトナムの空港に到着できたのは予定より10時間以上も遅い、9日の午後10時でその日は練習にも加わることができず、ホテル内のジムで汗を流す程度のことしかできませんでした。 このため、28人のメンバー全員がそろって練習できたのは、試合前日に行われた公式練習だけでした。ほぼぶっつけ本番という難しい状況でのベトナム戦に臨むことになりましたがキャプテンの吉田選手は「24時間くらい機内にいた」と苦笑いしつつ「幸いにも9月、10月とコンスタントに代表の試合があったので自分たちのチームにギャップができるとは思っていない」と話していました。 森保監督は「大きな目標を達成するためには想定外のピンチを乗り越えて試合に勝っていかなければならない。チームとして連携、連動し、組織的に戦えるように公式練習とミーティングでイメージを合わせられるように準備する」と話していました。 そして先発メンバーは先月のオーストラリア戦から1人しか変えずに海外組7人が入りました。前半に南野選手のアシストから伊東純也選手が先制ゴールを決めたほか、センターバックの吉田選手と冨安選手を中心に無失点でしのぎました。難しい状況の中でも日本は攻守の軸となる海外組が力を発揮して勝ち点3をつかみました。
後半のアディショナルタイムは4分です。
さらに後半27分、田中選手がコーナーキックを蹴るもゴールキーパーにはじかれました。
前半はこのまま終了し、日本が1対0でリードしています。
試合はおよそ4分間にわたって中断しました。 アディショナルタイムは5分間です。
久しぶりのベトナムのチャンスに観衆からは大歓声があがりました。
さらにスローインのあと、右サイドからパスを受けた守田選手がシュートを打ちましたがゴールの左にそれました。
日本がボールを支配して試合を優位に進める一方で、ベトナムは日本からボールを奪ってカウンターをねらおうとする展開が続いています。
【GK】 12権田修一 【DF】 2山根視来/5長友佑都/16冨安健洋/22吉田麻也(Capt) 【MF/FW】 6遠藤 航/10南野拓実/13守田英正/14伊東純也/15大迫勇也/17田中 碧
川島永嗣/谷 晃生 【DF】 室屋 成/板倉 滉/中山雄太 【MF/FW】 原口元気/柴崎 岳/鎌田大地/古橋亨梧/浅野拓磨/三笘 薫/堂安 律
今回、ベトナムは守備的な布陣を敷いてくると予想されています。日本が守りを固める相手に対してどう崩すのか、最終予選4試合で3得点と精彩を欠いている攻撃陣の奮起がカギとなります。
これらの選手たちがプレッシャーがかかる中で本来の力を発揮できるかもポイントです。
試合前に予期せぬトラブルも
《試合詳細》
試合終了 日本が勝利!
後半終了間際 日本は古橋が浅野を狙うも追加点ならず
後半44分 ベトナムは好機を生かせず
後半43分 日本は最後の選手交代 守田→原口元気
後半40分 日本 守田のシュートも阻まれる
後半36分 日本 柴崎のシュートは相手GKに阻まれる
後半33分 押し気味の日本 遠藤のシュートは枠外れる
後半30分 日本はさらに2人交代 大迫→古橋 田中→柴崎
後半25分 日本 田中碧のFKは味方選手に合わず
後半25分まで進む 日本 1-0 ベトナム
後半23分 ベトナムのシュートは枠の外に
後半18分 日本メンバー交代 南野→18浅野 長友→20中山
後半15分 日本 FK 田中→冨安 ゴールならず
後半8分 ベトナムの攻撃は日本の守備陣が阻む
後半6分 ベトナムがCKを直接ねらう
後半開始
前半終了 日本 1-0 ベトナム
前半40分 日本 伊東のゴールはVARで取り消しに
前半36分 ベトナムのシュートはGK権田が止める
前半29分 南野のFKは相手選手の壁に当たる
前半25分 日本が試合を優位に進める
前半17分 日本先制!!伊東がゴール 日本 1-0 ベトナム
前半11分 長友→南野がシュートもゴールならず
前半10分 ベトナムも反撃
前半7分 相手選手(11)にイエローカード
前半6分 南野のシュートはゴール上方へ
日本の先発メンバー
控えメンバー
グループ4位の日本は勝ち点3が必須 アウェーで“正念場”
守備固めるベトナムを崩せるか
代表メンバーには東京五輪に出場したフレッシュな顔ぶれも
ワールドカップカタール大会のアジア最終予選でここまで2勝2敗でグループ4位の日本は4連敗中でグループ最下位のベトナムとアウェーで対戦しました。
日本は前半から主導権を握り、左サイドの南野拓実選手のパスに伊東純也選手が走り込み、左足で合わせて先制しました。追加点は奪えませんでしたが、センターバックの吉田麻也選手と冨安健洋選手を中心に相手の攻撃を無失点でしのぎ、1対0で勝ちました。
日本は通算成績を3勝2敗として勝ち点を「9」とし、無条件で本大会の出場権を獲得できるグループ2位との勝ち点の差を「1」に縮めました
キャプテン 吉田麻也「次も確実に勝ち点『3』を取らないと」