北朝鮮の
メディアは、
朝鮮労働党の
中央委員会総会でキム・ジョンウン(
金正恩)
総書記が
来年の
国政運営の
方針を
示したと
伝えました。
詳しい内容は
明らかになっていませんが、キム
総書記が
軍の
最高司令官に
就任してから30
日で10
年の
節目と
なる中、
こう着状態が
続くアメリカとの
関係などについて
新たな
方針を
打ち出すか
どうか
関心が
集まっています。
29日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、重要政策を決定する党の中央委員会総会の2日目が28日開催されたと伝えました。
総会では、キム・ジョンウン総書記が初日に「来年の党と国家の事業の方向を述べた」として来年の国政運営の方針を示したのに続き、2日目は「農村振興のための戦略と課題を示し、重大な措置を講じた」としていて、食糧事情の改善に取り組む姿勢を強調したものとみられます。
ただ、キム総書記の具体的な発言内容は伝えられていません。
また、総会での議論は続いているとしていて、3日目も開催されるとみられます。
北朝鮮では30日、キム総書記が軍の最高司令官に就任してから10年の節目となります。
今回の総会について韓国統一省の当局者は「キム総書記の次の10年の統治が始まる時期の開催だ」と指摘していて、こう着状態が続くアメリカとの関係や核・ミサイル開発について、キム総書記が新たな方針を打ち出すかどうか関心が集まっています。