日本新闻: 藤井聡太四冠の“五冠”なるか 9日から「王将戦」開幕

藤井ふじい聡さとし太たい四よん冠かんの“五ご冠かん”なるか 9日にちから「王将おうしょう戦せん」開幕かいまく

Jan 8, 2022 19:01

Furigana

将棋しょうぎの八はち大だいタイトルの一ひとつ「王将おうしょう戦せん」の七なな番ばん勝負しょうぶが9日にち、開幕かいまくします。

今いままで誰だれも成なしえなかった10代だいでの「五ご冠かん」達成たっせいがかかる今回こんかいのタイトル戦せんについて、藤井ふじい聡さとし太たい四よん冠かん（19）は「注目ちゅうもくされている王将おうしょう戦せんにふさわしい将棋しょうぎを指さしたい」などと意気込いきごみを語かたりました。

藤井ふじい四よん冠かんは去年きょねん、史上しじょう最年少さいねんしょうとなる19歳さい3か月かげつで「四よん冠かん」を達成たっせいし、八大やひろタイトルのうちの半分はんぶんを保持ほじしています。

9日にちから始はじまる「王将おうしょう戦せん」を前まえに、対局たいきょくが行おこなわれる静岡しずおか県けん掛川かけがわ市しで会見かいけんが行おこなわれ、挑戦ちょうせん者しゃの藤井ふじい四よん冠かんは「しばらく公式こうしき戦せんの対局たいきょくはなかったので、王将おうしょう戦せんを常つねに意識いしきして取り組とりくんできました。王将おうしょう戦せんは注目ちゅうもくしてもらっているシリーズなので、それにふさわしい将棋しょうぎにできるように頑張がんばりたい」と意気込いきごみを語かたりました。

一方いっぽう、タイトルホルダーの渡辺わたなべ明あきら三さん冠かん（37）は「藤井ふじいさんとは、これまでもタイトル戦せんで戦たたかっているが、自分じぶんとしては結果けっかが出でていない。厳きびしい相手あいてです。これまで準備じゅんびしてきた成果せいかがどう出でるのかを見みながら、2局きょく目め以降いこうにつながるような内容ないようの将棋しょうぎにしていきたい」と話はなしていました。

「王将おうしょう戦せん」七なな番ばん勝負しょうぶは、3月つきにかけて対局たいきょくが組くまれ、先さきに4勝しょうした棋士きしがタイトル獲得かくとくとなります。