新型コロナウイルスの
感染の
急拡大で
沖縄県那覇市の
保健所は
業務が
ひっ迫しているとして、9
日から、
濃厚接触者や
感染経路を
調べる積極的疫学調査の
一部を
取りやめました。
今後は感染者本人に濃厚接触者が誰になるかを判断してもらい、みずから連絡をとって外出の自粛などを呼びかけてもらうということです。
那覇市の新規感染者は今月1日は7人でしたが、8日は400人と、この8日間で57倍に急増しています。
こうした中、那覇市保健所では、別の部署の職員も動員して対応に当たってきましたが業務が追いつかず、9日から当分の間、濃厚接触者や感染経路を調べる積極的疫学調査の一部を取りやめることにしました。
これまでは、保健所が感染者に聞き取りを行い、濃厚接触者の特定を進めてきましたが、今後は感染者本人に濃厚接触者が誰になるかを判断してもらい、みずから連絡をとって、外出の自粛など必要な対応を呼びかけてもらうということです。
那覇市保健所がこうした対応をとるのは今回が初めてだということで、那覇市は「市民の皆様に負担をかけてしまい申し訳ないが、理解してほしい」とコメントしています。