全国で53
万人が
出願している「
大学入学共通テスト」が15
日から
始まりました。
会場の1つの
東京大学で
試験開始前に
受験生など3
人が
切りつけられる
事件が
起きましたが、
試験自体は
通常どおり
実施されているということです。
ことしで2回目となる大学入学共通テストは、15日から2日間の日程で全国677の会場で始まり、53万367人が出願しています。
このうち東京 文京区の東京大学本郷試験場では午前8時の開門と同時に受験生が次々と構内に入り試験会場に向かいました。
会場となった教室では、受験生の席の間隔をあけるなど感染対策が徹底される中、午前9時半から予定通り地理歴史、公民の試験が始まりました。
本郷試験場では、試験開始前の午前8時半ごろ、受験に来ていた高校生の男女2人と72歳の男性が切りつけられる事件があり、共通テストを実施する大学入試センターでは受験生の状況などの確認を進めています。
試験自体は通常どおり実施されているということです。
ことしの共通テストでは、急速な感染拡大を受け文部科学省が陽性者や濃厚接触者となり本試験も追試験も受けられなかった際の救済策として、個別入試で合否判定するよう各大学に要請をしています。
午後は国語と外国語、それに英語のリスニングが行われます。
感染対策を徹底 沖縄
沖縄県内で
最多の
およそ3300
人が
受験する
西原町の
琉球大学では、
会場内で
常にマスクを
着用するよう
呼びかけられ、
席の
間隔をとる
などの
感染対策が
講じられています。
受験生たちは、
入り口で
一人ひとり順番に
手を
消毒してから
入室しました。
その後、試験官から注意事項の説明を受けて、問題と解答用紙を受け取り試験の開始を待っていました。
試験中に体調が悪くなった場合は別室で受験できますが、37度以上の熱などが確認された場合は追試験を受けてもらうことになっています。
追試験は感染するなどして受験できなかった受験生も対象にしていて、今月29日と30日に実施される予定です。
雪の影響で開始繰り下げも 北海道
札幌市北区の
北海道大学では、
午前8
時ごろから
受験生が
集まりはじめ、
雪が
降るなか、
会場が
開くのを
外で
待ちながら、
参考書などを
開いて
最後の
確認をしていました。
高校3年生の女子生徒は、「緊張していますが、力を発揮できるよういつも通りに頑張りたい」と話したほか、浪人生だという男性は、「今まで1年間、勉強してきたことを全力で出し切ろうと思います」と話していました。
この会場では試験監督から注意事項について説明があったあと、問題用紙が配られて午前9時半から「地理歴史・公民」の試験が始まりましたが、札幌市手稲区にある「北海道科学大学」の会場では、雪の影響で交通機関に遅れが出たとして、試験の開始時刻を1時間、繰り下げる措置がとられました。
15日は、午後には「国語」と「外国語」が行われ、開始時刻が繰り下げられた1つの会場を除く、25の会場では、午後6時10分に1日目の全ての科目が終わる予定となっています。
東海3
県では59の
会場で5
万2000
人余りが
受験します。
このうち名古屋市千種区の名古屋大学の会場には、午前8時前から受験生たちが次々に訪れ、大学の入り口に設置された案内図を見て試験会場を確認して足早に会場に向かっていました。
高校3年生の女子生徒は「自分がコロナに感染せず友達にもうつすことがないよう気をつけてきました。今までやってきたことのベストを尽くしたい」と話していました。
また高校3年生の男子生徒は「意識的に人との接触を減らして勉強してきました。ふだんどおり頑張れたらいいなと思います」と話していました。
政府がコメ価格高騰を検証“政策転換 増産へ”
コメの価格高騰をめぐる政府の検証の概要が明らかになり、農林水産省がインバウンドによる需要などの増加を見通せず、生産量が足りていると認識していたと指摘しています。その上で、今後の方向性として政策を転換し、増産にかじを切ることを打ち出しています。
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출처: NHK
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Aug 5, 2025 04:08