Báo tiếng Nhật: 新型コロナ事業継続の取り組みは？ワクチン3回目接種は？

感染かんせん拡大かくだいが続つづく新型しんがたコロナウイルス。政府せいふは、東京とうきょうなど首都しゅと圏けんの1都と3県けんや東海とうかい3県けんを対象たいしょうに、まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちを適用てきようする方向ほうこうで検討けんとうに入はいりました。

社会しゃかい機能きのうを維持いじするために、事業じぎょうをどのように継続けいぞくするのか。そしてワクチン3回かい目め接種せっしゅを加速かそくさせる取り組とりくみは。

きょうの新型しんがたコロナをめぐる動うごきをまとめました。

■「まん延まんえん防止ぼうし」めぐるきょうの動うごきは

新型しんがたコロナの新あらたな感染かんせん者しゃは16日にち、全国ぜんこくで2万まん5千せん人にんを超こえて、去年きょねん8月つきの過去かこ最多さいたの数かずに迫せまるなど、全国ぜんこく的てきに感染かんせん拡大かくだいが続つづいています。こうした中なか、東京とうきょう都と、埼玉さいたま県けん、千葉ちば県けん、神奈川かながわ県けんの首都しゅと圏けんの１いち都と３さん県けんの知事ちじはテレビ会議かいぎを開ひらき、国くにに対にたいして、まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちの適用てきようを要請ようせいすることを決定けってい。１いち都と３さん県けんは、適用てきようを共同きょうどうで要請ようせいしました。

また、愛知あいち県けん、岐阜ぎふ県けん、三重みえ県けんの東海とうかい3県けんの知事ちじは、3県けんとも18日にちまでに、まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちの適用てきようを国くにに対にたいして要請ようせいする方針ほうしんを明あきらかにしました。

これを受うけ政府せいふは、首都しゅと圏けんの1都と3県けんや東海とうかい3県けんを対象たいしょうに、まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちを適用てきようする方向ほうこうで検討けんとうに入はいりました。

18日にちに関係かんけい閣僚かくりょうで対応たいおうを協議きょうぎし、方針ほうしんが固かたまれば19日にちにも専門せんもん家かに諮はかったうえで正式せいしきに決定けっていする方針ほうしんです。

感染かんせんが急きゅう拡大かくだいしているほかの自治体じちたいについても、要請ようせいがあれば、感染かんせん者しゃ数すうや医療いりょう提供ていきょう体制たいせいなどを見極みきわめた上うえで重点じゅうてん措置そちの適用てきようを検討けんとうすることにしています。

各地かくちの動うごきはほかにも。新潟にいがた県けんが適用てきようを政府せいふに要請ようせいする方針ほうしんを固かためたほか、熊本くまもと県けんの蒲島かましま知事ちじは18日にちにも要請ようせいする方向ほうこうで最終さいしゅう的てきな調整ちょうせいを行おこなっていることを明あきらかにしました。

また、大阪おおさか府ふの吉村よしむら知事ちじは、適用てきようについて京阪神けいはんしん地域ちいきが一体いったいとなって対応たいおうする必要ひつようがあるとして、近ちかく兵庫ひょうご県けんと京都きょうと府ふの知事ちじと協議きょうぎする考かんがえを示しめしました。

■感染かんせん者しゃが出でても事業じぎょうを止とめないために

感染かんせんの急きゅう拡大かくだいで社会しゃかい機能きのうの維持いじが課題かだいとなる中なか、企業きぎょうの対策たいさくのカギがＢＣＰ＝事業じぎょう継続けいぞく計画けいかくです。

1.いつもの薬くすりを提供ていきょうできるように

全国ぜんこくで1000店てん余あまりの薬局やっきょくを運営うんえいするさくら薬局やっきょくグループは、オミクロン株かぶによる感染かんせん拡大かくだいが急速きゅうそくに進すすんでいることを受うけて、店舗てんぽ内ないで感染かんせん者しゃが出でた場合ばあいの対応たいおうをまとめたBCPの見直みなおしを進すすめています。

それによりますと、感染かんせん者しゃが確認かくにんされたら保健所ほけんじょの指導しどうを待またずに同おなじ店舗てんぽのすべてのスタッフがすぐに抗原こうげん検査けんさキットで検査けんさを行おこなうということです。また、感染かんせん状況じょうきょうに応おうじて店舗てんぽごとの運営うんえいレベルを▽人員じんいんの入れ替いれかえなどで通常つうじょうどおり営業えいぎょう、▽体制たいせいを縮小しゅくしょうして営業えいぎょう、▽一時いちじ的てきな休業きゅうぎょうの3段階だんかいに分わけて対応たいおうすることにしました。そして、休業きゅうぎょうする場合ばあいは患者かんじゃに処方しょほうされた薬くすりの提供ていきょうに影響えいきょうがでないよう、近ちかくの別べつの店舗てんぽに職員しょくいんと必要ひつような薬くすりを集約しゅうやくして対応たいおうにあたる態勢たいせいを構築こうちくしたということです。

さくら薬局やっきょくグループ薬局やっきょく事業じぎょう部ぶの西前にしまえ徹とおる次長じちょうは「薬局やっきょくは狭せまい環境かんきょうで営業えいぎょうしていてマスクや消毒しょうどくだけでは防ふせげない可能かのう性せいもあり、オミクロン株かぶの強つよい感染かんせん力りょくを前提ぜんていに行動こうどうする対応たいおうにした。地域ちいき医療いりょうに携たずさわるものとして薬局やっきょくを最後さいごまで開あけなければならないと思おもう。業務ぎょうむを分散ぶんさんしながら、患者かんじゃに迷惑めいわくがかからないよう対応たいおうしたい」と話はなしています。

2.酸素さんそ濃縮のうしゅく装置そうち製造せいぞう・出荷しゅっかを止とめないために

大阪おおさか府ふに本社ほんしゃを置おく医療いりょう機器ききメーカーは、社内しゃないで感染かんせんが広ひろがった場合ばあい、工場こうじょうなどが操業そうぎょうできなくなり酸素さんそ濃縮のうしゅく装置そうちの出荷しゅっかが滞とどこおるリスクがあるとして、17日にちからBCPに基もとづいた対応たいおうを始はじめました。

具体ぐたい的てきには、全国ぜんこくの製造せいぞう工場こうじょうなど3か所かしょの事業じぎょう所しょで従業じゅうぎょう員いんを2つのグループに分わけて交代こうたいで勤務きんむさせる体制たいせいをとり、感染かんせん者しゃが出でた場合ばあいでも別べつのグループを稼働かどうさせて事業じぎょうを継続けいぞくさせる計画けいかくです。これによって出荷しゅっか量りょうが平常へいじょう時じの半分はんぶん程度ていどに低下ていかすることが予想よそうされたことから、2週間しゅうかん前まえから計画けいかくを進すすめて在庫ざいこの製品せいひんをすべて前倒まえだおしで出荷しゅっかしました。このほか輸送ゆそうをまとめて行おこなうなど効率こうりつ化かに取り組とりくんだ結果けっか、出荷しゅっか量りょうの減少げんしょうは2割わり程度ていどに抑おさえられる見通みとおしです。

医療いりょう機器ききメーカーの医療いりょう事業じぎょう部長ぶちょう、小林こばやし靖司やすしさんは「海外かいがいの感染かんせん者しゃ数すうの増加ぞうかを観察かんさつしていて、今回こんかいはこれまで以上いじょうに社員しゃいんの感染かんせんへの備そなえを強つよめなければならないと考かんがえBCP対応たいおうに切り替きりかえた。私わたしたちが製造せいぞう・出荷しゅっかする酸素さんそ濃縮のうしゅく装置そうちは新型しんがたコロナの自宅じたく療養りょうよう者しゃの治療ちりょうに必要ひつようなので、必かならず供給きょうきゅうし続つづけられる体制たいせいを守まもりたい」と話はなしていました。

■ワクチン3回かい目め前倒まえだおし接種せっしゅに向むけて

新型しんがたコロナワクチンの3回かい目めの接種せっしゅをめぐって、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、原則げんそく8か月かげつとしてきた2回かい目めとの接種せっしゅ間隔かんかくを、3月つき以降いこう、一般いっぱんの高齢こうれい者しゃは6か月かげつに、医療いりょう従事じゅうじ者しゃや高齢こうれい者しゃ以外いがいの一般いっぱんの人ひとは7か月かげつに短縮たんしゅくするよう、13日にちに自治体じちたいに通知つうちしました。

これについて岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは17日にちの施政しせい方針ほうしん演説えんぜつの中なかで、医療いりょう関係かんけい者しゃなどを対象たいしょうとする接種せっしゅの間隔かんかくの短縮たんしゅくを加速かそくさせるほか、3月つき以降いこう、接種せっしゅ間隔かんかくを▽一般いっぱんの高齢こうれい者しゃは6か月かげつに、▽一般いっぱんの人ひとは少すくなくとも7か月かげつとし、余力よりょくのある自治体じちたいでは6か月かげつに短縮たんしゅくすると表明ひょうめいしました。

一方いっぽう、3回かい目めの職域しょくいき接種せっしゅについて厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、2回かい目めからの間隔かんかくを当初とうしょの予定よていより1か月かげつ短みじかい7か月かげつとする方針ほうしんを示しめしています。17日にち、全国ぜんこくの企業きぎょうや大学だいがくなどの担当たんとう者しゃを集あつめてオンラインで臨時りんじの説明せつめい会かいを開ひらきました。

この中なかで、対象たいしょう者しゃはことし7月つきまでに1169万まん人にんに上のぼることを説明せつめいしたうえで、全員ぜんいんに前倒まえだおしで接種せっしゅを行おこなえるよう接種せっしゅ計画けいかくを見直みなおして会場かいじょうや打うち手しゅの確保かくほを進すすめるよう求もとめました。

前倒まえだおしを行おこなう企業きぎょうなどには来月らいげつ21日にちから順次じゅんじ、モデルナのワクチンを配送はいそうする計画けいかくで、3月つき末まつまでに960万まん回分かいぶんを配送はいそうするとしています。

一方いっぽう、これまでに全国ぜんこくの4044の会場かいじょうで職域しょくいき接種せっしゅが行おこなわれたのに対にたいし、3回かい目めの接種せっしゅを申請しんせいしたのは今月こんげつ11日にちの時点じてんでほぼ半数はんすうの2065会場かいじょうにとどまっていて、会場かいじょうの確保かくほに苦労くろうした企業きぎょうなどが3回かい目めの申請しんせいに慎重しんちょうになっているケースもあると見みられています。

説明せつめい会かいに参加さんかした千葉ちば工業こうぎょう大学だいがくの担当たんとう者しゃは「接種せっしゅの前倒まえだおしでこの春はるに卒業そつぎょうする学生がくせいも接種せっしゅを受うけられることになり、安心あんしんした。卒業そつぎょう式しきや入学にゅうがく式しきなど学内がくない行事ぎょうじが多おおくスケジュール的てきに厳きびしい時期じきだが乗り切のりきっていきたい」と話はなしていました。

自衛隊じえいたいの大だい規模きぼ接種せっしゅ会場かいじょう東京とうきょうは1月つき31日にち開始かいしの方針ほうしん

3回かい目めのワクチン接種せっしゅを加速かそくさせるため、政府せいふは自衛隊じえいたいが運営うんえいする大だい規模きぼ接種せっしゅ会場かいじょうを再ふたたび設置せっちする方針ほうしんで、18歳さい以上いじょうを対象たいしょうにモデルナのワクチンを使用しようすることが決きまっています。

会場かいじょうは東京とうきょうと大阪おおさかに設もうける予定よていで、東京とうきょうについては前回ぜんかいと同おなじ東京とうきょう・大手町おおてまちの合同ごうどう庁舎ちょうしゃを会場かいじょうに今月こんげつ31日にちに接種せっしゅを始はじめる方針ほうしんを固かため、最終さいしゅう調整ちょうせいを進すすめています。

一方いっぽう、大阪おおさかの会場かいじょうについては、前回ぜんかいの会場かいじょうとなった府立ふりつ国際こくさい会議かいぎ場じょうが別べつの予約よやくが入はいっていて使つかえず、候補こうほとなる場所ばしょを大阪おおさか・中央ちゅうおう区くにある民間みんかんのビルに絞しぼり込こんで調整ちょうせいを進すすめています。