日本新聞: 基本的対処方針変更「ワクチン・検査パッケージ」原則不適用へ

基本きほん的てき対処たいしょ方針ほうしん変更へんこう「ワクチン・検査けんさパッケージ」原則げんそく不ふ適用てきようへ

Jan 19, 2022 11:01 1

Furigana

政府せいふは、新型しんがたコロナウイルス対策たいさくの基本きほん的てき対処たいしょ方針ほうしんを変更へんこうし、「ワクチン・検査けんさパッケージ」を原則げんそく、当面とうめん適用てきようしないことなどを盛り込もりこむことにしています。

オミクロン株かぶの特性とくせい

基本きほん的てき対処たいしょ方針ほうしんの変更へんこう案あんでは、オミクロン株かぶの特性とくせいについて「潜伏せんぷく期間きかんの短縮たんしゅく、二に次じ感染かんせんリスクの増大ぞうだいなどが確認かくにんされており、感染かんせん拡大かくだいのスピードが極きわめて速はやい。まず軽症けいしょう者しゃの数かずが急激きゅうげきに増加ぞうかし併あわせて中等ちゅうとう症しょう者しゃも一定いってい程度ていど増加ぞうかし、その後そのご、高齢こうれい者しゃに伝でんぱし、重症じゅうしょう者しゃ数すうや入院にゅういん者しゃ数すうも増ふえ医療いりょう全体ぜんたいがひっ迫ひっぱくし、さらに社会しゃかい機能きのうの維持いじも困難こんなんになってくることも懸念けねんされる」と評価ひょうかしています。

ワクチン・検査けんさパッケージ

そして、ワクチンの接種せっしゅ証明しょうめいかPCR検査けんさなどで陰性いんせい証明しょうめいを確認かくにんして行動こうどう制限せいげんを緩和かんわする「ワクチン・検査けんさパッケージ」の制度せいどについては、オミクロン株かぶの感染かんせん急きゅう拡大かくだいを受うけて、「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげん」や「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」が適用てきようされた地域ちいきなどでも、原則げんそくとして当面とうめん適用てきようしないとしています。

ただ、重点じゅうてん措置そちの適用てきよう地域ちいきなどでは、知事ちじの判断はんだんで制度せいどを適用てきようすることもできるとしています。

一方いっぽうで、前回ぜんかい変更へんこうした際さいに、より厳きびしい措置そちとして盛り込もりこまれた、対象たいしょう者しゃ全員ぜんいんに対にたいする検査けんさを条件じょうけんに行動こうどう制限せいげんを緩和かんわするとした対応たいおうは今回こんかいも継続けいぞくされる見通みとおしです。

濃厚のうこう接触せっしょく者しゃの待機たいき期間きかん短縮たんしゅく

さらに、オミクロン株かぶの濃厚のうこう接触せっしょく者しゃについて、宿泊しゅくはく施設しせつや自宅じたくでの待機たいき期間きかんを従来じゅうらいの14日間にちかんから10日間にちかんに短縮たんしゅくしたうえで、地域ちいきの社会しゃかい機能きのうを維持いじするために必要ひつような場合ばあいには、自治体じちたいの判断はんだんで、いわゆる「エッセンシャルワーカー」は、10日にちを待またずに、検査けんさで陰性いんせいだった場合ばあいに待機たいきを解除かいじょできることを盛り込もりこむことにしています。

ワクチン 3回かい目めの接種せっしゅ

このほか、ワクチンの3回かい目めの接種せっしゅについて、まずは重症じゅうしょう化かリスクが高たかい高齢こうれい者しゃなどを対象たいしょうとし、その後そのごは、一般いっぱんの人ひとも対象たいしょうとして接種せっしゅ間隔かんかくを前倒まえだおしすることや、自衛隊じえいたいによる大だい規模きぼ接種せっしゅ会場かいじょうを設置せっちして、自治体じちたいの取り組とりくみを後押あとおしすることも加くわえることにしています。