アメリカの
トランプ政権のもとでDOGE=“
政府効率化省”を
率いる実業家のイーロン・
マスク氏は、
主な
仕事に
一定のめどがついたとして、
来月から
政府での
活動に
費やす時間を
大幅に
減らす考えを
明らかにしました。
これは、マスク氏が22日、みずからがCEOを務めるアメリカの電気自動車メーカー、テスラの決算発表会で明らかにしたものです。
この中でマスク氏は「来月からDOGEへ費やしている時間を大幅に減らす予定だ」と述べ、主な仕事に一定のめどがついたとして今後はテスラの経営に注力する考えを示しました。
ただ、「大統領の任期終了までこの業務は継続する必要があり、大統領が望む限り、週に1日か2日は政府の活動にあたる」としています。
テスラは、マスク氏の政治的な言動をきっかけに、世界各地で広がる不買運動や株価の下落などに直面していて、この日発表された先月までの3か月間の決算では前の年の同じ時期と比べて大幅な減益となりました。
一方、マスク氏は、トランプ政権の関税政策について「私はこれまで何度も関税の引き下げがよい考えだと主張してきた。しかし、判断は国民の代表である大統領に委ねられている。私は関税の引き下げを主張し続けるが、それが私のできる全てだ」と述べて、改めて否定的な考えを強調しました。