郵便局の
配達員に対して法令で
定められた
飲酒の
有無を
確認する
点呼が
行われていなかった
問題で、
日本郵便が
全国で
調査を
行った
結果、
郵便局など2000
以上の
集配拠点で
点呼が
適切に
行われていなかったことが
関係者への
取材で
分かりました。
会社は23
日、
調査結果を
国土交通省に
報告し、
公表する
方針です。
「貨物自動車運送事業法」では、運送業務を行う事業者に対して乗務の前後に点呼を実施するよう省令で義務づけていますが、日本郵便は先月、近畿支社管内の140の郵便局で点呼が適切に行われていなかったと発表しました。
また、横浜市の郵便局では去年、点呼が行われず、配達員が飲酒してめいていした状態で業務を行っていたことも明らかになっています。
こうした事案の発生を受けて、会社は先月から集配業務を行っている全国の郵便局などおよそ3200か所で緊急の調査を行いましたが、関係者によりますと、対象の7割にあたる2000か所以上で、点呼が適切に行われていなかったことが確認されたということです。
日本郵便は23日、具体的な調査結果などを国土交通省に報告し公表する方針です。