일본어 뉴스: 米かみ石の話

米こめかみ石いしの話はなし

N4 Jun 30, 2025 07:06 2600

Furigana 번역

熊本県くまもとけんの小岱山しょうだいさんという山やまの中なかに、大おおきな山男やまおとこが住すんでいました
あるとき、山男やまおとこは山やまに食たべ物ものがなくなったので、村むらに行いくことにしました途中とちゅうで大おおきな岩いわを見みたら、おにぎりが置おいてありました村むらの人ひとたちが山やまの神様かみさまのために置おいたおにぎりでした山男やまおとこは毎晩まいばんおにぎりを食たべました村むらの人ひとたちは「神様かみさまが食たべているのだろう」と思おもいました
次つぎの年とし、雨あめがなかなか降ふらなくて、村むらの人ひとたちはお米こめを作つくることができませんでしたおにぎりも小ちいさくなっていきました山男やまおとこはおなかがすいて、村むらに行いきました正直しょうじきな十兵衛じゅうべえさんの家いえを見みていると、十兵衛じゅうべえさんは白しろいご飯はんを食たべていました山男やまおとこは怒おこって、村むらの人ひとたちに「十兵衛じゅうべえさんは自分じぶんだけ白しろいご飯はんを食たべています」と言いいました
村むらの人ひとたちが調しらべると、十兵衛じゅうべえさんのご飯はんは白しろいおからで、十兵衛じゅうべえさんのお母かあさんのご飯はんはあわだけでした山男やまおとこは「神様かみさまに雨あめを降ふらせてもらいます」と言いって、山やまに帰かえりました次つぎの日ひ、雨あめが降ふりました
この岩いわは「米噛石こめかみいし」と呼よばれるようになりました

米こめかみ石いしの話はなし

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