日本新聞: 北朝鮮キム総書記 “7月の大雨被害は人災” 復旧や防災を強調

北朝鮮きたちょうせんキム総そう書記しょき “7月つきの大雨おおあめ被害ひがいは人災じんさい” 復旧ふっきゅうや防災ぼうさいを強調きょうちょう

Dec 22, 2024 15:12 2

Furigana

北朝鮮きたちょうせんのキム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）総そう書記しょきは、2024年ねん7月つきの大雨おおあめで大おおきな被害ひがいを受うけた北西ほくせい部ぶに完成かんせいした被災ひさい者しゃ住宅じゅうたくのしゅんこう式しきで演説えんぜつし「防災ぼうさい機関きかんが粗末そまつで人災じんさいだった」と述のべ、被災ひさい地ちの復旧ふっきゅうや防災ぼうさい対策たいさくに力ちからを入いれていくと強調きょうちょうしました。

北朝鮮きたちょうせん国営こくえいの朝鮮ちょうせん中央ちゅうおうテレビは、キム・ジョンウン総そう書記しょきが、2024年ねん7月つき下旬げじゅんの大雨おおあめで、大おおきな被害ひがいを受うけた北西ほくせい部ぶのピョンアン（平安へいあん）北道ほくどうを21日にちに訪おとずれ、被災ひさい者しゃ住宅じゅうたくのしゅんこう式しきに出席しゅっせきしたと、22日にちに伝つたえました。

この中なかで、キム総そう書記しょきが演説えんぜつし「寒さむい年末ねんまつになってようやく完成かんせいしたことを本当ほんとうに申し訳もうしわけなく思おもう」と述のべました。

また、今回こんかいの被害ひがいについては「わが国わがくにの防災ぼうさい機関きかんが粗末そまつで幹部かんぶらの無む責任せきにんと無む警戒けいかいまであわさった人災じんさいだった」としたほか、みずからも「反省はんせいしなければならない」と述のべ、引き続ひきつづき被災ひさい地ちの復旧ふっきゅうや防災ぼうさい対策たいさくに力ちからを入いれていくと強調きょうちょうしました。

一方いっぽう、キム総そう書記しょきは、いくつかの国くにや国際こくさい機関きかんから、支援しえんの表明ひょうめいがあったことを明あきらかにしたうえで、これからの危機ききに対応たいおうするためにもそうした支援しえんを受うけずに、復旧ふっきゅうは自分じぶんたちで行おこなったと説明せつめいしました。

北朝鮮きたちょうせんでは、今週こんしゅうにも朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとうの重要じゅうよう会議かいぎ、中央ちゅうおう委員いいん会かい総会そうかいが開ひらかれる見込みこみでそれを前まえに、内政ないせいへの取り組とりくみをアピールし、国民こくみんに結束けっそくを呼よびかけるねらいもあると見みられます。