Báo tiếng Nhật: オリンピックバドミントン渡辺・東野ペアが銅混合ダブルス

オリンピックバドミントン渡辺わたなべ・東野とうのペアが銅どう混合こんごうダブルス

Jul 30, 2021 13:07

Furigana

バドミントンの混合こんごうダブルスの3位い決定けってい戦せんで、世界せかいランキング5位いの渡辺わたなべ勇いさむ大だい選手せんしゅと東野とうの有ゆう紗しゃ選手せんしゅのペアは、世界せかい13位いの香港ほんこんのペアにストレート勝すとれ-とがちし、銅メダルどうめだるを獲得かくとくしました。

今こん大会たいかいバドミントンでは最初さいしょのメダルで、この種目しゅもくでのメダル獲得かくとくは日本にっぽん選手せんしゅで初はじめてです。

渡辺わたなべ選手せんしゅと東野とうの選手せんしゅのペアは、香港ほんこんのトウ※俊文としふみ選手せんしゅと謝しゃ影かげ雪ゆき選手せんしゅのペアと対戦たいせんし、第だい1ゲームは東野とうの選手せんしゅが前方ぜんぽうで相手あいてにプレッシャーをかけ、渡辺わたなべ選手せんしゅが後方こうほうからスマッシュを決きめる、息いきの合あったプレーでポイントを重かさねて、21対たい17で先取せんしゅしました。

第だい2ゲームでは、相手あいての力強ちからづよいショットに押おされますが、粘り強ねばりづよい気持きもちのこもった守備しゅびでミスを誘さそい、最後さいごは23対たい21で接戦せっせんを制せいして、ゲームカウント2対たい0でストレート勝すとれ-とがちしました。

勝利しょうりの瞬間しゅんかん、2人にんは抱だきしめ合あい、喜よろこびを表現ひょうげんしました。

今こん大会たいかいバドミントンでは最初さいしょのメダルで、混合こんごうダブルスでのメダル獲得かくとくは日本にっぽん選手せんしゅで初はじめてです。

※「トウ」は、左側ひだりがわが「登とう」、右側みぎがわが「おおざと」。

渡辺わたなべ勇いさむ大だい「最後さいごは気持きもちの勝負しょうぶ」

渡辺わたなべ選手せんしゅは「きのうは負まけたが、最後さいごは気持きもちの勝負しょうぶしかないと思おもい、そこから反省はんせいして、次つぎに切り替きりかえた」と試合しあいを振り返ふりかえりました。

メダルを獲得かくとくしたことについては「東京とうきょうオリンピックという大おおきな舞台ぶたいでメダルを獲得かくとくできたことを誇ほこりに思おもう。先輩せんぱいが作つくってくれたレールをさらに延のばすことができたし、もう少もうすこし先さきのレールを作つくっていきたい。いろいろな人ひとにサポートしてもらったので、感謝かんしゃの気持きもちを伝つたえたい」と話はなしていました。

東野とうの有ゆう紗しゃ「渡辺わたなべ選手せんしゅには本当ほんとうにありがとうしかない」

東野とうの選手せんしゅは「つらいこともたくさんあって、勝かてない時期じきもあった。渡辺わたなべ選手せんしゅが男子だんしダブルスでペアを組くむ遠藤えんどう選手せんしゅも交まじえ、3人にんで一緒いっしょに頑張がんばってきたので、3人にんでとったメダルだと思おもう。渡辺わたなべ選手せんしゅに対にたいしては本当ほんとうにありがとうしかない」と話はなしていました。

地道じみちに強化きょうか続つづけた混合こんごうダブルス日本にっぽんバドミントンの窮地きゅうち救すくう

混合こんごうダブルスの渡辺わたなべ選手せんしゅと東野とうの選手せんしゅのペアが、今こん大会たいかい、有力ゆうりょく選手せんしゅの敗退はいたいが続つづく日本にっぽんバドミントンで、最初さいしょのメダルを獲得かくとくしました。

渡辺わたなべ選手せんしゅと東野とうの選手せんしゅはともに24歳さいの中学生ちゅうがくせい時代じだいからペアを組くむ、息いきの長ながいペアで、世界せかいランキング5位いと歴代れきだいの日本にっぽん選手せんしゅで最高さいこうの順位じゅんいで、東京とうきょうオリンピックに初はつ出場しゅつじょうしました。

渡辺わたなべ選手せんしゅが高たかい身体しんたい能力のうりょくを生いかしたスピードと緩急かんきゅうをつけた多彩たさいなショットで相手あいてをかき回かきまわし、東野とうの選手せんしゅがネットの前まえで決定けってい打だをねらう、コンビネーションが持ち味もちあじです。

今こん大会たいかいの予選よせんリーグでは世界せかい4位いのインドネシアのペアを大差たいさで破やぶり、準々じゅんじゅん決勝けっしょうでは世界せかい2位いのタイのペアに逆転ぎゃくてん勝がちし、格かく上じょうペアを相手あいてにしても、ものおじしない強気つよきなプレーで勝かち上あがりました。

日本にっぽん代表だいひょうで混合こんごうダブルスは長年ながねん、専属せんぞくコーチはおかずに男女だんじょのダブルスの選手せんしゅを組み合くみあわせることが多おおく、強化きょうかが取り残とりのこされた種目しゅもくともいわれてきました。

しかし、東京とうきょう大会たいかいに向むけて全ぜん種目しゅもくでのメダル獲得かくとくを目指めざし、2018年ねんにマレーシア出身しゅっしんのジェレミー・ガンコーチを初はじめて専属せんぞくのコーチに起用きようし、渡辺わたなべ選手せんしゅと東野とうの選手せんしゅの本格ほんかく的てきな強化きょうかに乗り出のりだしました。

2人にんは結果けっかを出だし続つづけ、2018年ねんにバドミントンで100年ねん以上いじょうの開催かいさいの歴史れきしがある伝統でんとうの全英オープンぜんえいお-ぷんを、この種目しゅもくの日本にっぽん選手せんしゅとして初はじめて優勝ゆうしょうし、2020年ねんにも2回かい目めの優勝ゆうしょうを果はたすなど、新あらたな歴史れきしを切り開きりひらく活躍かつやくを続つづけてきました。

今こん大会たいかい、桃田ももた賢けん斗と選手せんしゅや奥原おくはら希望きぼう選手せんしゅなど各かく種目しゅもくのメダル候補こうほが相次あいついで敗退はいたいする中なかで、地道じみちに強化きょうかを続つづけてきた混合こんごうダブルスのペアが、日本にっぽんの窮地きゅうちを救すくうメダルを獲得かくとくしました。