일본어 뉴스: 安倍前首相「不起訴不当」検察審査会「桜を見る会」懇親会で

安倍あべ前ぜん首相しゅしょう「不ふ起訴きそ不当ふとう」検察けんさつ審査しんさ会かい「桜さくらを見みる会かい」懇親こんしん会かいで

Jul 30, 2021 15:07

Furigana

「桜さくらを見みる会かい」の前日ぜんじつ夜よるに開催かいさいされた懇親こんしん会かいをめぐり、安倍あべ前ぜん総理そうり大臣だいじん側がわが費用ひようの一部いちぶを負担ふたんしたのは有権者ゆうけんしゃへの違法いほうな寄付きふで公職こうしょく選挙せんきょ法ほうに違反いはんする疑うたがいがあるなどとして安倍あべ氏しが告発こくはつされ不ふ起訴きそになったことについて、東京とうきょうの検察けんさつ審査しんさ会かいは十分じゅうぶんな捜査そうさが尽つくされていないなどとして「不ふ起訴きそは不当ふとう」と議決ぎけつし30日にち、公表こうひょうしました。これを受うけて東京とうきょう地検ちけん特捜とくそう部ぶは再さい捜査そうさを行おこない、改あらためて起訴きそするかどうか判断はんだんすることになります。

「桜さくらを見みる会かい」の前日ぜんじつ夜よるに開ひらかれた懇親こんしん会かいをめぐっては、主催しゅさいした政治せいじ団体だんたい「安倍あべ晋すすむ三さん後援こうえん会かい」の代表だいひょうだった元もと公設こうせつ第だい1秘書ひしょがおととしまでの4年間ねんかんの政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょに合あわせておよそ3000万まん円えんの収支しゅうしを記載きさいしなかったとして去年きょねん12月つき、政治せいじ資金しきん規正きせい法ほう違反いはんの罪つみで略式りゃくしき起訴きそされ、罰金ばっきん100万まん円えんの略式りゃくしき命令めいれいを受うけました。

一方いっぽう、安倍あべ前ぜん総理そうり大臣だいじんは嫌疑けんぎ不十分ふじゅうぶんで不ふ起訴きそになりました。

この問題もんだいでは、安倍あべ氏し側がわが懇親こんしん会かいの費用ひようの一部いちぶを負担ふたんしたのは有権者ゆうけんしゃへの違法いほうな寄付きふで安倍あべ氏しらが公職こうしょく選挙せんきょ法ほうに違反いはんする疑うたがいがあるとして告発こくはつされましたが、特捜とくそう部ぶは「懇親こんしん会かいの参加さんか者しゃに寄付きふを受うけたという認識にんしきがあったと認みとめるだけの証拠しょうこは得えられなかった」などとして不ふ起訴きそにしました。

これについて東京とうきょうの第だい1検察けんさつ審査しんさ会かいは安倍あべ氏しと元もと公設こうせつ第だい1秘書ひしょについて「不ふ起訴きそは不当ふとうだ」と議決ぎけつし30日にち、公表こうひょうしました。

議決ぎけつの中なかで審査しんさ会かいは「一部いちぶの参加さんか者しゃの供述きょうじゅつだけで参加さんか者しゃ全体ぜんたいについて寄付きふを受うけた認識にんしきがないと判断はんだんしたのは不十分ふじゅうぶんと言いわざるをえない。安倍あべ氏しや秘書ひしょらの供述きょうじゅつだけでなくメールなどの客観きゃっかん資料しりょうも入手にゅうしゅしたうえで犯意はんいを認定にんていするべきで、不ふ起訴きその判断はんだんには納得なっとくがいかない」と指摘してきしています。

これを受うけて東京とうきょう地検ちけん特捜とくそう部ぶは再さい捜査そうさを行おこない、改あらためて起訴きそするかどうか判断はんだんすることになります。

仮かりに特捜とくそう部ぶが再ふたたび不ふ起訴きそにすれば、検察けんさつ審査しんさ会かいの2回かい目めの審査しんさは行おこなわれず捜査そうさが終おわることになります。

一方いっぽう、元もと公設こうせつ第だい1秘書ひしょが略式りゃくしき起訴きそされた政治せいじ資金しきん規正きせい法ほう違反いはんの事件じけんについては検察けんさつ審査しんさ会かいは安倍あべ氏しの不ふ起訴きそは相当そうとうだと議決ぎけつしました。

立たつ民みん安住あんじゅう国対こくたい委員いいん長ちょう「証人しょうにん喚問かんもんにふさわしい事態じたい」

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの安住あんじゅう国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは記者きしゃ団だんに対にたいし「もう1回かい捜査そうさをやり直やりなおせということで、これまで野党やとうが主張しゅちょうしてきたことが立証りっしょうされた形かたちだ。安倍あべ氏しはこの事件じけんをめぐり国会こっかいで118回かいもうその答弁とうべんをしたことも国民こくみんは忘わすれていないし、事件じけんをこのまま闇やみに葬ほうむり去さるわけにはいかず、証人しょうにん喚問かんもんにふさわしい事態じたいになった。速すみやかに臨時りんじ国会こっかいを開ひらいてほしい」と述のべました。

維新いしん遠藤えんどう国対こくたい委員いいん長ちょう「国民こくみんの疑念ぎねんに答こたえることがすべて」

日本にっぽん維新いしんの会かいの遠藤えんどう国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうはNHKの取材しゅざいに対にたいし「国民こくみんの間まにも実態じったいを知しりたいという思おもいがあると受け止うけとめている。どんなことが問題もんだいなのか、より明確めいかく、かつクリアになるようにしていくことが大事だいじで、検察けんさつにはこれを機きに透明とうめい性せい高たかく調しらべを進すすめてもらいたい。国民こくみんの疑念ぎねんに答こたえていくということがすべてだ」と述のべました。

国民こくみん玉木たまき代表だいひょう「国会こっかいでみずから説明せつめいすべき」

国民こくみん民主みんしゅ党とうの玉木たまき代表だいひょうはNHKの取材しゅざいに対にたいし「不ふ起訴きその判断はんだんに問題もんだいがあると認定にんていされた意義いぎは重大じゅうだいで検察けんさつには厳格げんかくに再さい捜査そうさして適切てきせつな処分しょぶんをしてもらいたい。安倍あべ前ぜん総理そうり大臣だいじんは政治せいじ的てき責任せきにんも問とわれていて最終さいしゅう的てきには衆議院しゅうぎいん選挙せんきょで国民こくみんに審判しんぱんを仰あおぐことだが、まずは国会こっかいでみずから説明せつめいすべきだ」と述のべました。