この中で
田村厚生労働大臣は、
感染状況について「
先週と
比べて
感染者数が
倍になっている。『デルタ
株』への
置き換わりが
どんどん進み、
今回の
感染拡大の
スピードに
影響している。フェーズが
変わってきていて、
感染が
まだ伸びる可能性があり、
そこを
どうやって
乗り切るかだ」と
述べました。
そのうえで、ワクチン接種がさらに進むまでの期間、感染リスクの高い行動などを控えるよう重ねて国民に理解と協力を呼びかけました。
また、40代や50代のワクチン接種を進めていくとしたうえで、「ワクチンが広がらずに若い人の間でクラスターが発生し続けると、そこでまた変異が生まれて、若い人が重症化する可能性のあるウイルスになるかもしれない」と述べ、20代、30代の若い世代への接種の呼びかけを強化する考えを示しました。
一方で、田村大臣は「厳しい措置を行っても、国民から理解と共感が得られなければ言うことを聞いていただけない。政府として反省しなければいけない。もう少し我慢してもらえば徐々に行動の制約を緩めていくことができるので『いつまでも同じことをやって何もできない』と受け止められないよう、われわれも計画を示していかなければならない」と述べました。