中心の気圧は988ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、暴風域はありませんが中心から南東側500キロ以内と北西側280キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
午後9時ごろに
▽高知県の足摺岬で27.7メートル
▽佐賀県唐津市で25.9メートルの最大瞬間風速を観測しました。
雨雲は台風の中心の北側から北東側の広い範囲で発達していて、この時間は九州や四国などに強い雨雲がかかっています。
午後10時までの1時間に
▽大分県が大分市に設置した雨量計で59ミリ
▽高知県が四万十町に設置した雨量計で52ミリの
いずれも非常に激しい雨を観測しました。
これまでの雨で宮崎県と大分県、それに愛媛県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
台風はこのあと中国地方や四国付近を進む見込みで、西日本では9日にかけて雷を伴って非常に激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。 さらに台風は日本海で温帯低気圧になる見込みですが、低気圧として発達するため ▽東日本では9日 ▽北日本では9日から10日にかけて 大雨になるところがある見込みです。 9日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで ▽四国で300ミリ ▽東海、近畿、九州北部で250ミリ ▽中国地方と九州南部で200ミリ ▽関東甲信で120ミリ ▽北陸で100ミリと 予想されています。 9日夕方から10日夕方までの24時間に降る雨の量は ▽北海道で100ミリから200ミリ ▽東北、北陸、東海で100ミリから150ミリと 予想されています。
▽北陸で25メートル ▽近畿で23メートル ▽北海道、東北、中国地方、四国、九州で20メートル ▽関東甲信や東海で18メートル 最大瞬間風速は30メートルから35メートルと予想されています。 海上は広い範囲で大しけとなるほか、今は潮位が高い大潮の時期となっていて、高潮警報が発表されている福岡県や山口県を中心に海岸付近の低い土地では高潮や高波による浸水のおそれもあります。 気象庁は、西日本を中心に土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重に警戒するとともに暴風や高波、それに高潮に警戒するよう呼びかけています。 台風の進路に当たる地域ではこれから急に雨や風が強まって状況が悪化するおそれもあります。 すでに安全な場所に避難をしている人は避難を続けるとともに、周囲の状況が悪化し避難場所への移動が危険な場合は、近くの頑丈な建物や建物の高い階で、崖や斜面と反対側の部屋に移動するなど少しでも安全な場所で過ごすようにしてください。
雨の予想
風と波の予想は