「リーパー」は英語で「死神」という意味で、14年前に導入された全長およそ11メートル、幅およそ20メートルの無人攻撃機です。
アメリカ空軍によりますと、複数のミサイルを搭載することができるため、高い攻撃力を備えています。
また、赤外線やレーザーなどを使ったさまざまなセンサーが搭載されていて、高い精度で標的を攻撃できるということです。
操縦や攻撃は、前線基地での離着陸を含め、アメリカから遠隔で行うことができます。
終了の理由として、アメリカ軍の撤退を目前に、空港の安全が確保されなくなったためとしています。 フランスメディアによりますと、今月15日以降、2600人以上のアフガニスタン人を含むおよそ3000人が退避したということです。 フランス政府は発表で「今月31日以降も退避を望む人たちの出発を妨げないよう、タリバンの指導者たちと交渉を続けていく」としていて、アメリカ軍が撤退の期限とする今月末以降も退避できるよう、タリバン側に求めていく考えを示しました。
都内で暮らす30代のアフガニスタン出身の男性は、以前、タリバンに破壊されたバーミヤン遺跡の復興に関わる仕事をしていた関係で、過激派勢力から脅迫されるようになり、4年前に日本に逃れてきました。 いまは難民に認定され、エンジニアとして日本の企業で働いていますが、自爆テロが起きたカブールには親や5人のきょうだいが暮らしており、情報収集をしたり現地と連絡をとったりして安否を確認する日々が続いています。 28日も自爆テロに対するアメリカ中央軍の報復とみられる攻撃に関するニュースを深刻な表情で見つめていました。 男性は家族の状況について「外出は非常に危険で家族は生活必需品を買う以外は家で過ごしている。私には妹が3人いて女性である彼女たちのことを特に強く心配している。弁護士などに家族を呼び寄せたいと相談したがいまは厳しいと言われた。いずれ隣国に無事に脱出することができたら探し出し日本に連れてきたい」と救出への思いを語りました。 そして母国の現状について「新たにISの問題が出ているがアフガニスタンでは人々を守るシステムもなければ何が起きているか分析できる人もいない。これから何が起きるか予測できないが悪くなっていくことだけはわかる」と話し表情を曇らせていました。 その上で、「私は日本で友人に助けられ、新しい仕事を得ることで人生が変わり、互いに支え合うことで社会や人は変わると学んだ。日本では難民の認定は難しい現状があるが、日本政府には命を救うために柔軟に対応して欲しい。そして日本の人たちには小さなことでもアフガニスタン人の支えになることを忘れないでいてほしい」と話していました。 男性を支援するNPO法人「WELgee」の渡部カンコロンゴ清花さんは、「今後、政府は現地のアフガニスタン人や隣国に逃れた人たちの救出のほか、中長期的には日本に在留できるよう民間とも連携して検討を進めてほしい」と話していました
仏 退避作戦終了を発表
日本で暮らすアフガン難民男性“事態悪化に不安”