일본어 뉴스: アフガン米軍の撤退期限迫る中治安上の懸念が急速に高まる

アフガン米べい軍ぐんの撤退てったい期限きげん迫せまる中なか治安ちあん上じょうの懸念けねんが急速きゅうそくに高たかまる

Aug 28, 2021 19:08

Furigana

首都しゅとカブールの空港くうこう近ちかくで大だい規模きぼな自爆じばくテロが発生はっせいしたアフガニスタンでは、現地げんちのアメリカ大使館あめりかたいしかんが新あらたな脅威きょういが迫せまっているとして空港くうこうの複数ふくすうのゲートから離はなれるよう呼よびかけています。アメリカ軍ぐんの撤退てったい期限きげんが迫せまり、大勢たいせいの人ひとたちが空港くうこう周辺しゅうへんで退避たいひを求もとめる中なか、治安ちあん上じょうの懸念けねんが急速きゅうそくに高たかまっています。

アフガニスタンの首都しゅとカブールの国際こくさい空港くうこう近ちかくでは、26日にち、過激かげき派は組織そしきIS＝イスラミックステートの地域ちいき組織そしきによるとみられる大だい規模きぼな自爆じばくテロが起おき、地元じもとメディアによりますと、アメリカ軍ぐん兵士へいし13人にんを含ふくむ100人にん以上いじょうが死亡しぼうしました。

テロの発生はっせいから2日にちたった日本にっぽん時間じかんの28日にち、アメリカ軍ぐんは計画けいかくに関かかわったISの地域ちいき組織そしきの人物じんぶつに無人むじん機きによる攻撃こうげきを行おこない、殺害さつがいしたとみられると発表はっぴょうしました。

自爆じばくテロに対にたいする報復ほうふくとみられます。

こうした中なか、現地げんちのアメリカ大使館あめりかたいしかんは新あらたな脅威きょういが迫せまっているとして現地げんちのアメリカ人じんに対にたいし、空港くうこうの複数ふくすうのゲートからすぐに離はなれるよう求もとめています。

アメリカ軍ぐんの撤退てったい期限きげんが3日にち後ごに迫せまり、大勢たいせいの人ひとたちが空港くうこう周辺しゅうへんで国外こくがいへの退避たいひを求もとめる中なか、治安ちあん上じょうの懸念けねんが急速きゅうそくに高たかまっています。

アフガニスタン人じんの退避たいひについて、タリバンの報道ほうどう担当たんとう者しゃは「民間みんかん空港くうこうの再開さいかい後ご、公式こうしき書類しょるいがある人ひとは海外かいがいへ渡航とこうできる」としていますが、各国かっこくの大使館たいしかんの多おおくは閉鎖へいさされていて、来月らいげつ以降いこう、希望きぼう者しゃがビザを取得しゅとくして退避たいひできるのかは不透明ふとうめいな状況じょうきょうです。

無人むじん攻撃こうげき機き「リーパー」とは

ロイター通信ろいた-つうしんは今回こんかいの攻撃こうげきに使用しようされたのは、アメリカ軍ぐんの「リーパー」と呼よばれる無人むじん攻撃こうげき機きだと伝つたえています。

「リーパー」は英語えいごで「死神しにがみ」という意味いみで、14年ねん前まえに導入どうにゅうされた全長ぜんちょうおよそ11メートル、幅はばおよそ20メートルの無人むじん攻撃こうげき機きです。

アメリカ空軍くうぐんによりますと、複数ふくすうのミサイルを搭載とうさいすることができるため、高たかい攻撃こうげき力りょくを備そなえています。

また、赤外線せきがいせんやレーザーなどを使つかったさまざまなセンサーが搭載とうさいされていて、高たかい精度せいどで標的ひょうてきを攻撃こうげきできるということです。

操縦そうじゅうや攻撃こうげきは、前線ぜんせん基地きちでの離着陸りちゃくりくを含ふくめ、アメリカから遠隔えんかくで行おこなうことができます。

仏ふつ退避たいひ作戦さくせん終了しゅうりょうを発表はっぴょう

フランス政府せいふは27日にち夜よる、アフガニスタンからフランス人じんやアフガニスタン人じんの協力きょうりょく者しゃを退避たいひさせる作戦さくせんを終了しゅうりょうしたと発表はっぴょうしました。

終了しゅうりょうの理由りゆうとして、アメリカ軍ぐんの撤退てったいを目前もくぜんに、空港くうこうの安全あんぜんが確保かくほされなくなったためとしています。

フランスメディアによりますと、今月こんげつ15日にち以降いこう、2600人にん以上いじょうのアフガニスタン人じんを含ふくむおよそ3000人にんが退避たいひしたということです。

フランス政府せいふは発表はっぴょうで「今月こんげつ31日にち以降いこうも退避たいひを望のぞむ人ひとたちの出発しゅっぱつを妨さまたげないよう、タリバンの指導しどう者しゃたちと交渉こうしょうを続つづけていく」としていて、アメリカ軍ぐんが撤退てったいの期限きげんとする今月こんげつ末まつ以降いこうも退避たいひできるよう、タリバン側がわに求もとめていく考かんがえを示しめしました。

日本にっぽんで暮くらすアフガン難民なんみん男性だんせい“事態じたい悪化あっかに不安ふあん”

日本にっぽんで難民なんみんとして暮くらすアフガニスタンの男性だんせいは、母国ぼこくが緊迫きんぱくする中なかで、家族かぞくや友人ゆうじんたちの身みを案あんじ、連絡れんらくをとり続つづけています。

都内とないで暮くらす30代だいのアフガニスタン出身しゅっしんの男性だんせいは、以前いぜん、タリバンに破壊はかいされたバーミヤン遺跡いせきの復興ふっこうに関かかわる仕事しごとをしていた関係かんけいで、過激かげき派は勢力せいりょくから脅迫きょうはくされるようになり、4年ねん前まえに日本にっぽんに逃のがれてきました。

いまは難民なんみんに認定にんていされ、エンジニアとして日本にっぽんの企業きぎょうで働はたらいていますが、自爆じばくテロが起おきたカブールには親おやや5人にんのきょうだいが暮くらしており、情報じょうほう収集しゅうしゅうをしたり現地げんちと連絡れんらくをとったりして安否あんぴを確認かくにんする日々ひびが続つづいています。

28日にちも自爆じばくテロに対にたいするアメリカ中央ちゅうおう軍ぐんの報復ほうふくとみられる攻撃こうげきに関にかんするニュースを深刻しんこくな表情ひょうじょうで見みつめていました。

男性だんせいは家族かぞくの状況じょうきょうについて「外出がいしゅつは非常ひじょうに危険きけんで家族かぞくは生活せいかつ必需ひつじゅ品ひんを買かう以外いがいは家いえで過すごしている。私わたしには妹いもうとが3人にんいて女性じょせいである彼女かのじょたちのことを特とくに強つよく心配しんぱいしている。弁護士べんごしなどに家族かぞくを呼び寄よびよせたいと相談そうだんしたがいまは厳きびしいと言いわれた。いずれ隣国りんごくに無事ぶじに脱出だっしゅつすることができたら探し出さがしだし日本にっぽんに連つれてきたい」と救出きゅうしゅつへの思おもいを語かたりました。

そして母国ぼこくの現状げんじょうについて「新あらたにISの問題もんだいが出でているがアフガニスタンでは人々ひとびとを守まもるシステムもなければ何なにが起おきているか分析ぶんせきできる人ひともいない。これから何なにが起おきるか予測よそくできないが悪わるくなっていくことだけはわかる」と話はなし表情ひょうじょうを曇くもらせていました。

その上うえで、「私わたしは日本にっぽんで友人ゆうじんに助たすけられ、新あたらしい仕事しごとを得えることで人生じんせいが変かわり、互たがいに支ささえ合あうことで社会しゃかいや人ひとは変かわると学まなんだ。日本にっぽんでは難民なんみんの認定にんていは難むずかしい現状げんじょうがあるが、日本にっぽん政府せいふには命いのちを救すくうために柔軟じゅうなんに対応たいおうして欲ほしい。そして日本にっぽんの人ひとたちには小ちいさなことでもアフガニスタン人じんの支ささえになることを忘わすれないでいてほしい」と話はなしていました。

男性だんせいを支援しえんするNPO法人ほうじん「WELgee」の渡部わたなべカンコロンゴ清せい花はなさんは、「今後こんご、政府せいふは現地げんちのアフガニスタン人じんや隣国りんごくに逃のがれた人ひとたちの救出きゅうしゅつのほか、中ちゅう長期ちょうき的てきには日本にっぽんに在留ざいりゅうできるよう民間みんかんとも連携れんけいして検討けんとうを進すすめてほしい」と話はなしていました