日本新聞: 来年減税の「ビール」強化　7年ぶり新ブランドも　大手4社の事業方針

来年減税らいねんげんぜいの「ビール」強化きょうか　7年ねんぶり新しんブランドも　大手おおて4社しゃの事業方針じぎょうほうしん

N3 Feb 25, 2025 07:02 1

Furigana

　ビール大手おおて4社しゃの今年ことしの事業方針じぎょうほうしんが出だそろいました。来年らいねんの酒税引しゅぜいひき下さげで需要じゅようの拡大かくだいが見込みこまれるビールを各社かくしゃとも強化きょうかする方針ほうしんです。

　アサヒビールは7年ねんぶりとなるビールの新しんブランド「ザ・ビタリスト」を今年ことし4月がつに発売はつばいすると発表はっぴょうしました。

　ビールは2020年ねんから段階的だんかいてきに税率ぜいりつが引ひき下さげられている影響えいきょうで購入者こうにゅうしゃの数かずは去年きょねん、2020年ねんと比くらべて2割余わりあまり増加ぞうかしたということです。

　最後さいごとなる酒税しゅぜいの改正かいせいを来年らいねんに控ひかえ、新しんブランドを投入とうにゅうすることで市場しじょうの活性化かっせいかを狙ねらいます。

　ビールを強化きょうかする傾向けいこうは各社かくしゃでみられます。

　キリンビールは去年発売きょねんはつばいし、売うり上あげが好調こうちょうな「晴はれ風かぜ」を業務用ぎょうむようでも展開てんかいします。

　サッポロビールも主力しゅりょくの「黒くろラベル」をテーマにした体験型たいけんがたイベントを仕掛しかけ、新あらたな顧客獲得こきゃくかくとくを狙ねらいます。

　一方いっぽう、サントリーはビールの強化きょうかは図はかりつつ、税率ぜいりつの引ひき上あげで需要じゅようが落おち込こんでいる第だい3のビールのテコ入いれ策さくとして「金麦きんむぎサワー」を発売はつばいし、ビール類るいの商品全体しょうひんぜんたいの底上そこあげを図はかります。