“106まんえんかべ撤廃てっぱい厚生こうせい年金ねんきん あらに200まんにん加入かにゅう対象たいしょう見込みこ

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Dec 10, 2024 17:12 0
Furigana
日本報紙
年収ねんしゅう106まんえんかべ」とばれる、厚生こうせい年金ねんきん加入かにゅうできる賃金ちんぎん要件ようけんについて、厚生こうせい労働ろうどうしょうは、最低さいてい賃金ちんぎん引き上ひきあともない、必要ひつようせいうすれているとして、撤廃てっぱいするあんを10にち審議しんぎかい部会ぶかいしめし、了承りょうしょうされました。

厚生こうせい年金ねんきん 賃金ちんぎん要件ようけん撤廃てっぱい

現在げんざいパートなどはたらひと厚生こうせい年金ねんきん加入かにゅうする要件ようけんは、従業じゅうぎょういん51にん以上いじょう企業きぎょうで、しゅう20時間じかん以上いじょうはたらき、月額げつがく8まん8000えん以上いじょう年収ねんしゅう換算かんさんで106まんえん以上いじょう賃金ちんぎん受け取うけとっている学生がくせい以外いがいひと対象たいしょうとなっています。

厚生こうせい労働ろうどうしょうは、最低さいてい賃金ちんぎん引き上ひきあともない、しゅうに20時間じかん以上いじょうはたらけば、年収ねんしゅう106まんえん以上いじょうられる地域ちいきえ、必要ひつようせいうすれているとして、10にち社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい部会ぶかい賃金ちんぎん要件ようけん撤廃てっぱいするあんしめし、了承りょうしょうされました。

賃金ちんぎん要件ようけん撤廃てっぱい時期じきは、2ねんの2026ねん10つき想定そうていしています。

また先月せんげつすでに方針ほうしん確認かくにんしている企業きぎょう規模きぼ要件ようけん撤廃てっぱい時期じきは、2027ねん10つき想定そうていしていて、しゅう20時間じかん以上いじょうはたらひと厚生こうせい年金ねんきん加入かにゅうできるようになります。

さらに、これまで対象たいしょうがいだった個人こじん事業じぎょうしょについても、5にん以上いじょう従業じゅうぎょういんがいる場合ばあいは、2029ねん10つきから加入かにゅう対象たいしょうとする方向ほうこうです。

一連いちれん見直みなおで、あらおよそ200まんにん厚生こうせい年金ねんきん加入かにゅう対象たいしょうなる見込みこだとしています。

一方いっぽう厚生こうせい労働ろうどうしょうあら加入かにゅうするひと保険ほけんりょう負担ふたんおもくなりすぎないようにする方針ほうしんです。

具体ぐたいてきには、労使ろうし折半せっぱんとなっている保険ほけんりょうについて、つき給与きゅうよが13まんえん未満みまん年収ねんしゅう換算かんさんで156まんえんとどかないうちは、企業きぎょうがわがよりおお負担ふたんできるくみを導入どうにゅうするとしています。

また負担ふたんえることになる企業きぎょうに対にたいしても、支援しえん検討けんとうするとしています。

保険ほけんりょう負担ふたん割合わりあい企業きぎょうごとに変更へんこうできますが、労働ろうどうしゃ負担ふたんをなくすことはみとめないということです。

厚生こうせい労働ろうどうしょうは、与党よとうなどとの協議きょうぎできるだけ早期そうき年金ねんきん制度せいど改正かいせいあんをまとめ、来年らいねん通常つうじょう国会こっかい必要ひつよう法案ほうあん提出ていしゅつしたいかんがです。

適用てきよう対象たいしょう 拡大かくだい意義いぎ

厚生こうせい年金ねんきん適用てきよう対象たいしょう拡大かくだいする背景はいけいの1つに指摘してきされているのが、賃金ちんぎん労働ろうどう市場しじょう動向どうこう変化へんかです。

パートはたらひとなどに対にたいするいま厚生こうせい年金ねんきん適用てきよう要件ようけんは、従業じゅうぎょういん51にん以上いじょう企業きぎょうしゅう20時間じかん以上いじょうはたらき、つきに8まん8000えん年収ねんしゅう換算かんさんで106まんえん以上いじょう賃金ちんぎん受け取うけとっている場合ばあいとなっています。

適用てきよう対象たいしょうなる配偶はいぐうしゃ扶養ふようはずれて保険ほけんりょう負担ふたんしょうじ、かえって手取てどため、なかには労働ろうどう時間じかんおさえるはたらひか」をするひともいるとされ年収ねんしゅう106まんえんかべともばれてきました。

厚生こうせい労働ろうどうしょうでは、この「106まんえんかべ」を意識いしきしている可能かのうせいがあるひとは、およそ65まんにんいると推計すいけいしています。

一方いっぽう労働ろうどう市場しじょうと、少子しょうし高齢こうれい人口じんこう減少げんしょうすすなか人手ひとで不足ふそく状況じょうきょうつづいています。

こうしたなか最低さいてい賃金ちんぎん上昇じょうしょう時給じきゅうがったことにより、パートひとなどかべをこえないようさらにはたら時間じかんおさがちとなり人手ひとで不足ふそくがいっそう深刻しんこくさをことが懸念けねんされています。

くわえて、共働ともばたら世帯せたい増加ぞうか就業しゅうぎょう形態けいたい多様たようなどまえ、はたらかたちが不公平ふこうへいかんしょうじない中立ちゅうりつてき年金ねんきん制度せいどにしていく観点かんてんからも今回こんかい厚生こうせい年金ねんきんかべ取り除とりのぞこうというわけです。

はたらひか解消かいしょうには課題かだい

政府せいふとしては、賃金ちんぎん要件ようけんなど撤廃てっぱいにあわせて、はたらひと厚生こうせい年金ねんきんはいっても、安定あんていてき手取てど確保かくほできるようにしたいかんがです。

具体ぐたいてきには厚生こうせい年金ねんきん保険ほけんりょうは、労使ろうし折半せっぱんですが、これはたらひと給与きゅうよ年収ねんしゅう換算かんさんで156まんえんとどかないうちは、企業きぎょうがわおお負担ふたんできるくみを導入どうにゅうする方針ほうしんです。

また保険ほけんりょう負担ふたんことになる企業きぎょうに対にたいしても、支援しえん検討けんとうするとしています。

政府せいふは、厚生こうせい年金ねんきん加入かにゅうすると、将来しょうらい年金ねんきん受給じゅきゅうがくえるほか、けがや病気びょうきやすんださい傷病しょうびょう手当てあてきん受け取うけとれるなど、さまざまなメリットがあり、より安心あんしんしてはたらけるようになるとしています。

一方いっぽう今回こんかい見直みなおでは、しゅう20時間じかん以上いじょうという労働ろうどう時間じかん要件ようけん維持いじされはたらひか」は解消かいしょうしきれないとの指摘してきもあり、今後こんご検討けんとう課題かだいなることも予想よそうされます。

加入かにゅう対象たいしょうしゃ内訳うちわけ

厚生こうせい労働ろうどうしょうは、厚生こうせい年金ねんきんへの加入かにゅう要件ようけんとなっている企業きぎょう規模きぼと、月額げつがく8まん8000えん以上いじょう賃金ちんぎん、いわゆる「年収ねんしゅう106まんえんかべ」がなくなった場合ばあいあらたにおよそ200まんにん加入かにゅう対象たいしょうなる見込みこだとしています。

内訳うちわけ以下いかのとおりです。

会社かいしゃいん扶養ふようされている配偶はいぐうしゃなどで、保険ほけんりょう支払しはらわなくてよいだい3ごう保険ほけんしゃが90まんにん

企業きぎょうやとわれてはたらいているものの厚生こうせい年金ねんきん対象たいしょうにならず、国民こくみん年金ねんきん保険ほけんりょうはらだい1ごう保険ほけんしゃが70まんにん

▽60さい以上いじょう企業きぎょうなどではたらき、いま国民こくみん年金ねんきん加入かにゅうとなっているひとが40まんにん

厚生こうせい労働ろうどうしょうによりますと、だい3ごう保険ほけんしゃひとたちはあら厚生こうせい年金ねんきん加入かにゅうすることで保険ほけんりょう負担ふたんしょうじることになり、手取てどことになりますが、将来しょうらい受け取うけとれる年金ねんきんえます。

一方いっぽうで、だい1ごう保険ほけんしゃひとたちは、現在げんざい月額げつがくおよそ1まん7000えん国民こくみん年金ねんきん保険ほけんりょう自分じぶん負担ふたんしていますが、あら厚生こうせい年金ねんきん加入かにゅうすると、保険ほけんりょう労使ろうし分担ぶんたんするため自己じこ負担ふたんケースおおということです。

そして医療いりょう保険ほけんについても、保険ほけんりょう自分じぶん負担ふたんしていた国民こくみん健康けんこう保険ほけんから労使ろうし分担ぶんたんする企業きぎょうなど健康けんこう保険ほけんうつため、これまでよりも自己じこ負担ふたんケースがあり、けがや病気びょうきやすんださいの「傷病しょうびょう手当てあてきん」や、産休さんきゅう期間きかんちゅうの「出産しゅっさん手当てあてきん」も支給しきゅうされることになります。

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