中国系の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国での利用をめぐり、利用禁止を防ぐための取引がまもなく締結される可能性があることがわかりました。ティックトックの中国の親会社バイトダンスの取締役の一人が明らかにしました。
バイトダンスの取締役で、ジェネラル・アトランティックの最高経営責任者(CEO)を務めるビル・フォード氏は22日、アプリを稼働させ続けることが「全員の利益」になると述べました。フォード氏のこうした発言は最初、スイス・ダボスで開催されている世界経済フォーラム年次総会での米ネットメディア「アクシオス」のイベントで出ました。
フォード氏によれば、早ければ週末にも交渉が始まる可能性があります。フォード氏は、中国政府や米政府、取締役会など全員が話し合いに参加する必要があると述べました。売却以外の選択肢もあり得るとしています。ジェネラル・アトランティックはバイトダンスにとって主要な投資家のひとつ。