日本新聞: “京アニ”放火殺人控訴取り下げ死刑確定で弁護士の対応焦点

“京きょうアニ”放火ほうか殺人さつじん控訴こうそ取り下とりさげ死刑しけい確定かくていで弁護士べんごしの対応たいおう焦点しょうてん

Jan 29, 2025 04:01 1

Furigana

「京都きょうとアニメーション」のスタジオに放火ほうかし、社員しゃいん36人にんを殺害さつがいしたなどとして1審しんで死刑しけい判決はんけつを受うけた青葉あおば真司しんじ被告ひこくが、1月つき27日にちに控訴こうそを取り下とりさげ、死刑しけいが確定かくていしました。

死刑しけい判決はんけつに対にたいする被告ひこく本人ほんにんの控訴こうその取り下とりさげをめぐっては、過去かこに有効ゆうこう性せいが争あらそわれたケースもあり、弁護士べんごしの今後こんごの対応たいおうが焦点しょうてんになります。

青葉あおば真司しんじ被告ひこく（46）は、6年ねん前まえの2019年ねん7月つき、京都きょうと市し伏見ふしみ区くの「京都きょうとアニメーション」の第だい1スタジオに火ひをつけて社員しゃいん36人にんを殺害さつがいし、32人にんに重軽傷じゅうけいしょうを負おわせたなどとして、殺人さつじんや放火ほうかなどの罪つみに問とわれました。

裁判さいばんでは物事ものごとの善悪ぜんあくを判断はんだんする責任せきにん能力のうりょくの有無うむが争あらそわれ、2024年ねん1月つき、1審しんの京都きょうと地方ちほう裁判所さいばんしょは、責任せきにん能力のうりょくがあったと認みとめたうえで「36人にんもの尊とうとい命いのちが奪うばわれたことはあまりにも重大じゅうだいで悲惨ひさんだ」などとして、死刑しけいを言い渡いいわたしました。