埼玉さいたま 八潮やしお 道路どうろ陥没かんぼつ スロープはすうにち以内いない完成かんせい 本格ほんかくてき捜索そうさく

Easy Japanese news
Jan 31, 2025 06:01 11
Furigana
日本報紙
埼玉さいたまけん八潮やしお男性だんせい1にん安否あんぴ不明ふめいになっただい規模きぼ道路どうろ陥没かんぼつで、現場げんばちかくで工事こうじすすめられているスロープは、すうにち以内いないには重機じゅうきとおれるようになる見通みとおで、消防しょうぼうその後そのご本格ほんかくてき捜索そうさくすすめたいとしています。

1つき28にち八潮やしお交差点こうさてん道路どうろ陥没かんぼつしたあと、さらに付近ふきんでも陥没かんぼつ発生はっせいし、その後そのご崩落ほうらくで2つのあながつながって直径ちょっけい20メートルほどにまで拡大かくだいしています。

最初さいしょ陥没かんぼつできたあなにトラックが転落てんらくし、っていた74さい男性だんせいその後そのご安否あんぴがわからなくなっています。

けんによりますと、最初さいしょ陥没かんぼつは、地下ちかおよそ10メートル埋設まいせつされていた下水道げすいどうかん破損はそん原因げんいんとみられ、できたあななかでは断続だんぞくてき崩落ほうらくつづいています。

ほかにも、もともとまっていた構造こうぞうぶつ破片はへんやがれきが積み重つみかさなっていて、消防しょうぼう捜索そうさく活動かつどうまえ取り除とりのぞ必要ひつようあるとして、あななか重機じゅうき投入とうにゅうする方針ほうしんです。

30にちから、はばおよそ4メートルながさおよそ30メートルのスロープをつく工事こうじすすめていて、消防しょうぼうによりますと掘削くっさくわったあと、強度きょうどたかめるためのかためる作業さぎょうなどおこなって、すうにち以内いないには重機じゅうきとおれるようになる見通みとおです。

けんも、あななか流れ込ながれこ雨水あまみずなどを、う回うかいさせる工事こうじすすめていて、これら対応たいおうられれば、安全あんぜん確保かくほして作業さぎょうすすめられる見込みこで、消防しょうぼう本格ほんかくてき男性だんせい捜索そうさくすすめたいとしています。

消防しょうぼうしょちょう陥没かんぼつ面積めんせきすうばい難易なんいたかまる

八潮やしお消防しょうぼうしょ佐藤さとうとおるつかさ署長しょちょうは「陥没かんぼつ面積めんせきが、最初さいしょあなおおきさのすうばいにもひろがってふかくなり、活動かつどう難易なんいたかまった。安全あんぜん確認かくにん徹底てっていしながら男性だんせい一刻いっこくはやつけたい」とはなしていました。

現場げんば周辺しゅうへん状況じょうきょう動画どうがで (31にち午前ごぜん7

専門せんもんあら陥没かんぼつそれも」

救助きゅうじょ活動かつどうおこなわれるなか、すぐちかあらたな陥没かんぼつき、その後そのご2つのあな崩落ほうらくして1つにつながりました。

あな拡大かくだいしている理由りゆうについて、地盤じばん工学こうがく専門せんもん芝浦しばうら工業こうぎょう大学だいがく稲積いなづみ真哉しんや教授きょうじゅは、2つのあなかって周囲しゅうい地盤じばんからちからくわわったことで崩落ほうらくにつながったのではないかとみています。

周囲しゅういからのちからいまくわわりつづけていて、今後こんごわずかな衝撃しょうげきなどで、あら陥没かんぼつ発生はっせいするそれあるとしています。

あな断面だんめんからは、みず流れ出ながれでているのが確認かくにんできますが、稲積いなづみ教授きょうじゅによりますと地下ちかすいとみられ、流れ出ながれでさい地盤じばんけずため、あな拡大かくだいするもう1つの原因げんいんになっていると分析ぶんせきしています。

一方いっぽう最初さいしょきた陥没かんぼつについて、埼玉さいたまけん下水道げすいどうかん破損はそん原因げんいんとみられ、下水げすいから発生はっせいした硫化りゅうか水素すいそ空気くうきれて硫酸りゅうさんになったことでかんかした可能かのうせいがあるとしています。

これについて、稲積いなづみ教授きょうじゅは、かんがカーブしているてん着目ちゃくもくし、下水げすいふくまれる有機物ゆうきぶつ滞留たいりゅうして極端きょくたん硫化りゅうか水素すいそ発生はっせいしたことで、短期間たんきかん腐食ふしょく進行しんこうした可能かのうせいがあると指摘してきしています。

稲積いなづみ教授きょうじゅは「これまでの腐食ふしょく点検てんけん鉄筋てっきんえているかや、コンクリートちているかなど確認かくにんして判定はんていおこなわれていた。そうした状況じょうきょう腐食ふしょく相当そうとうすすんだ段階だんかいなので、もっと初期しょき段階だんかいでも兆候ちょうこうとらえられるような点検てんけん方法ほうほう今後こんご検討けんとうし、積極せっきょくてき採用さいようしていく必要ひつようある」とはなしています。

専門せんもん下水道げすいどう従来じゅうらい空洞くうどう対策たいさく範囲はんいえている”

地盤じばん工学こうがく専門せんもんで、地盤じばん空洞くうどう陥没かんぼつ対策たいさくについて研究けんきゅうしている東京とうきょう大学だいがく生産せいさん技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ桑野くわの玲子れいこ教授きょうじゅは、今回こんかい陥没かんぼつについて「下水道げすいどうかん原因げんいん陥没かんぼつおおきているが、ほとんど規模きぼちいさいこれだけ規模きぼおおきく、そしてひと巻き込まきこ陥没かんぼつきたという事実じじつおどろいている」とはなしています。

そのうえで「従来じゅうらい下水道げすいどうによる空洞くうどう対策たいさく範囲はんいえたことがきてしまった」としています。

地下ちか空洞くうどう調しらべるには、レーダーによる探査たんさおこなわれますが、一般いっぱんてきにはふかさ2メートル程度ていど限界げんかいで、今回こんかい下水道げすいどうかん埋設まいせつされていた地下ちか10メートル前後ぜんごある場合ばあい困難こんなんだとしています。

あさところまで空洞くうどうひろがった場合ばあいでも、すぐに陥没かんぼつする危険きけんせいたかまるため、間に合まにあわない可能かのうせいがあり、早期そうき発見はっけんむずかしかったのではないかと指摘してきしています。

また定期ていきてきおこなわれているカメラ目視もくしによる下水道げすいどうかん点検てんけんについては、下水道げすいどうかん自体じたい劣化れっか調しらべることはできるものの、下水道げすいどうかん背後はいご空洞くうどうあるかを予測よそくするのは困難こんなんだったとしています。

では今後こんごどうすべきなのか。桑野くわの教授きょうじゅは「技術ぎじゅつてき限界げんかいあるただ下水道げすいどうかん老朽ろうきゅう地質ちしつ地下ちか水位すいいたかさといった環境かんきょう条件じょうけんから、潜在せんざいてきなリスクを絞り込しぼりこ作業さぎょう必要ひつようだ。ふか場所ばしょでの陥没かんぼつこることをきもめいじ、対策たいさくあらためてかんがえていく必要ひつようある」とはなしています。

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日本報紙
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N3 資源: Tổng hợp 701 Oct 29, 2025 03:10