Japanese News: トランプ氏、関税で「多少の痛み」の可能性認める　メキシコ・カナダは報復関税へ

トランプ氏し、関税かんぜいで「多少たしょうの痛いたみ」の可能性認かのうせいみとめる　メキシコ・カナダは報復関税ほうふくかんぜいへ

Feb 5, 2025 07:02

Furigana

米国べいこくのトランプ大統領だいとうりょうは２日ふつか、今週発動こんしゅうはつどうする中国ちゅうごくとメキシコ、カナダに対たいする課税かぜいのために「多少たしょうの痛いたみ」が生しょうじる可能性かのうせいがあると認みとめた。一方いっぽう、トランプ氏しは、「結果けっかは目めを見張みはるものとなる」とも主張しゅちょうした。

トランプ氏しは自身じしんのＳＮＳ「トゥルース・ソーシャル」への投稿とうこうで、「これは米国べいこくの黄金時代おうごんじだいとなるだろう。多少たしょうの痛いたみはあるか。そうかもしれない（そうでないかもしれない！）」と述のべた。

トランプ氏しはこの投稿とうこうの数時間前すうじかんまえに関税かんぜいをめぐる大統領令だいとうりょうれいに署名しょめい。メキシコからの全輸入品ぜんゆにゅうひんに対たいして２５％の関税かんぜいを課かすほか、カナダからの輸入品ゆにゅうひんの大部分だいぶぶんに２５％の関税かんぜいを課かし、中国ちゅうごくからの輸入品ゆにゅうひんには１０％の関税かんぜいを課かす。

トランプ氏しは、価格上昇かかくじょうしょうの圧力あつりょくが米国人べいこくじんのガソリン代だいや暖房費だんぼうひに影響えいきょうを与あたえる可能性かのうせいを暗くらに認みとめ、カナダの石油せきゆとガスについては１０％の課税かぜいにとどめた。

トランプ氏しは、不法移民ふほういみんを撲滅ぼくめつし、薬物やくぶつの流入りゅうにゅうを抑止よくしし、貿易ぼうえきのバランスを回復かいふくするという選挙公約せんきょこうやくを本気ほんきで実行じっこうしようとしている。しかし、すでに高たかい生活費せいかつひに苦慮くりょしている米国人べいこくじんにとっては不快ふかいな状況じょうきょう、あるいは、より厳きびしい状況じょうきょうにつながる可能性かのうせいがある。

トランプ氏しはまた、ＳＮＳへの投稿とうこうで、カナダが米国べいこくの５１番目ばんめの州しゅうになれば課税かぜいはなくなると指摘してきした。

カナダとメキシコはすでに報復関税ほうふくかんぜいへと動うごき出だしている。だが、カナダのトルドー首相しゅしょうは１日夜ついたちよるの演説えんぜつで、こうした状況じょうきょうに直面ちょくめんすることは避よけたかったとの認識にんしきを示しめした。

カナダのルブラン財務相ざいむしょうは２日ふつか、米国べいこくの課税かぜいに対たいする報復措置ほうふくそちの第だい１弾だんとして、関税かんぜいの対象たいしょうとなる品目ひんもくのリストを公開こうかいした。３００億おくドル（約やく４兆ちょう６７００億円おくえん）相当そうとうの米国製品べいこくせいひんが対象たいしょう。今回こんかいの品目ひんもくの中なかにはアルコール類るいや衣料品いりょうひん、家庭用かていようの電化製品でんかせいひん、工具こうぐ、銃器じゅうきなどが含ふくまれる。