27
日に
投開票が
迫った
自民党総裁選挙は、1
回目の
投票では
いずれの
候補者も
過半数を
獲得できず
決選投票に
もつれ込むことが
確実な
情勢です。
ほかの
候補者を
支持する
議員に
決選投票に
残れなかった
場合の
投票を
依頼する
など、
陣営間の
票の
奪い合いが
激しさを
増しています。
自民党総裁選挙は党員・党友による投票が26日までに締め切られたあと、27日に国会議員の投票が行われ、あわせて開票されます。
総裁選挙には高市経済安全保障担当大臣、小林鷹之氏、林官房長官、小泉進次郎氏、上川外務大臣、加藤元官房長官、河野デジタル大臣、石破元幹事長、茂木幹事長の9人が立候補し、終盤の選挙戦が続いています。
候補者らは24日に党主催としては最後の政策討論会に臨み、石川県能登地方の大雨被害への対応や防災体制の強化などについてそれぞれ主張を展開しました。
これまでのNHKの取材で、国会議員票と党員票をあわせると小泉氏、石破氏、高市氏の3人が激しく争う混戦となっています。
1回目の投票ではいずれの候補者も過半数を獲得できず、決選投票にもつれ込むことが確実な情勢です。
こうした中、24日は小泉氏が都内で麻生副総裁と面会し、支援を要請しました。
また、旧安倍派出身の参議院議員が会合を開き、決選投票となった場合の対応をめぐって意見を交わすなど、議員間での情報交換が活発になっています。
各陣営は候補者自身がまだ対応を決めていない議員に直接電話をかけて支援を求めるなど働きかけを強めています。
さらにほかの候補者を支持する議員に決選投票に残れなかった場合の投票を依頼するなど、陣営間の票の奪い合いが激しさを増しています。