일본어 뉴스: 船の停泊場所危険度判断のシステム完成活用呼びかけ国交省

船ふねの停泊ていはく場所ばしょ危険きけん度ど判断はんだんのシステム完成かんせい活用かつよう呼よびかけ国交こっこう省しょう

Jul 3, 2021 06:07

Furigana

3年ねん前まえ、台風たいふうの強風きょうふうで関西かんさい空港くうこうの連絡れんらく橋きょうにタンカーが衝突しょうとつした事故じこを教訓きょうくんに、船ふねの大おおきさや気象きしょう条件じょうけんなどを入力にゅうりょくすると、停泊ていはく場所ばしょの危険きけん度どを判断はんだんするシステムが完成かんせいし、国土こくど交通こうつう省しょうは、台風たいふうシーズンに備そなえ、活用かつようを呼よびかけています。

海上かいじょう保安庁ほあんちょうによりますと、平成へいせい30年ねん9月つき、関西かんさい空港くうこうの沖合おきあいに停泊ていはくしていたタンカーが台風たいふうの強風きょうふうで流ながされて連絡れんらく橋きょうに衝突しょうとつし、空港くうこうが一時いちじ孤立こりつしたほか、損傷そんしょうした連絡れんらく橋きょうの完全かんぜん復旧ふっきゅうまでおよそ7か月かげつかかりました。

事故じこを教訓きょうくんに、国土こくど交通こうつう省しょうと海上かいじょう技術ぎじゅつ安全あんぜん研究所けんきゅうじょは、停泊ていはく場所ばしょの危険きけん度どを判断はんだんし、場所ばしょの変更へんこうなどを促うながすシステムを開発かいはつし、公開こうかいしました。

システムでは、船ふねの大おおきさなどの情報じょうほうや、停泊ていはくのためにいかりを下おろす場所ばしょの水深すいしんと海底かいていの地質ちしつ、風かぜや波なみの条件じょうけんを入力にゅうりょくすると、船ふねが強風きょうふうで流ながされるリスクを、「高こう・中なか・低てい」の3段階だんかいで判断はんだんします。

リスクに応おうじていかりを増ふやしたり、下おろす鎖くさりを長ながくしたりする対策たいさくや、停泊ていはく場所ばしょの変更へんこうなどを促うながす機能きのうもあり、スマートフォンやパソコンで無料むりょうで利用りようできます。

国土こくど交通こうつう省しょう海事かいじ局きょく安全あんぜん政策せいさく課かの峰みね本もと健けん正せい課長かちょうは「いかりを下おろす場所ばしょは船員せんいんが経験けいけんと勘かんで決きめるケースが多おおかったが、客観きゃっかん的てきなデータでサポートすることで、事故じこの減少げんしょうにつなげていきたい」と話はなしています。