Actualités japonaises: 大学共通テスト英語民間試験と記述式は実現困難有識者会議

大学だいがく共通きょうつうテスト英語えいご民間みんかん試験しけんと記述きじゅつ式しきは実現じつげん困難こんなん有識者ゆうしきしゃ会議かいぎ

Jul 8, 2021 20:07

Furigana

大学だいがく入試にゅうしの在り方ありかたを議論ぎろんしてきた文部もんぶ科学かがく省しょうの有識者ゆうしきしゃ会議かいぎは、2025年ねん以降いこうの大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテストでの英語えいご民間みんかん試験しけんの活用かつようと記述きじゅつ式しき問題もんだいの導入どうにゅうについて、地域ちいきや経済けいざいによる格差かくさの解消かいしょうや、公正こうせいな採点さいてん体制たいせいの確保かくほが難むずかしいなどとして、実現じつげんは困難こんなんと結論けつろんづける提言ていげんをまとめ、萩生田はぎうだ文部もんぶ科学かがく大臣だいじんに提出ていしゅつしました。

文部もんぶ科学かがく省しょうは夏なつにも、正式せいしきに導入どうにゅうの断念だんねんを決定けっていすることにしています。

ことしから始はじまった大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテストをめぐっては、入試にゅうし改革かいかくの柱はしらとして、英語えいご民間みんかん試験しけんの活用かつようと国語こくごと数学すうがくの記述きじゅつ式しき問題もんだいが導入どうにゅうされる予定よていでしたが、制度せいどの不備ふびへの指摘してきが相次あいつぎ、導入どうにゅうが見送みおくられたことから、文部もんぶ科学かがく省しょうは有識者ゆうしきしゃ会議かいぎを設もうけて、改あらためて2025年ねん以降いこうの大学だいがく入試にゅうしでの導入どうにゅうの可否かひについて検討けんとうしてきました。

そしてこれまでの議論ぎろんの結果けっかを提言ていげんとして取とりまとめ、8日にち、座長ざちょうを務つとめる東京とうきょう工業こうぎょう大学だいがくの三島みしま良りょう直ちょく名誉めいよ教授きょうじゅが萩生田はぎうだ文部もんぶ科学かがく大臣だいじんに提出ていしゅつしました。

提言ていげんでは英語えいご民間みんかん試験しけんの活用かつようについて、試験しけんごとに会場かいじょう数すうや検定けんてい料りょう、障害しょうがいのある受験生じゅけんせいへの配慮はいりょが異ことなっており、地理ちり的てき、経済けいざい的てき事情じじょうによる格差かくさへの対応たいおうが不十分ふじゅうぶんだと指摘してきしています。