日本新聞: 熱海土石流２人死亡 3人身元確認死者9人安否不明者22人に

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Jul 8, 2021 21:07

Furigana

静岡しずおか県けん熱海あたみ市しで起おきた土石流どせきりゅうで、8日にち、新あらたに2人にんの死亡しぼうが確認かくにんされ、亡なくなった人ひとは合あわせて9人にんになりました。今いまも22人にんの安否あんぴがわかっておらず、捜索そうさくが続つづいています。現地げんちでは避難ひなんしている人ひとたちの体調たいちょう不良ふりょうが相次あいついでいるということで、市しなどが生活せいかつの支援しえんも急いそいでいます。

熱海あたみ市しの伊豆山いずやま地区ちくで今月こんげつ3日にちに起おきた土石流どせきりゅうでは、8日にちも時折ときおり、強つよい雨あめが降ふる中なか、警察けいさつや消防しょうぼう、自衛隊じえいたいなどが1700人にんの態勢たいせいで捜索そうさくを続つづけています。

その結果けっか、新あらたに2人にんが心肺しんぱい停止ていしの状態じょうたいで見みつかり死亡しぼうが確認かくにんされ、今回こんかいの土石流どせきりゅうで亡なくなった人ひとはあわせて9人にんになりました。

また、新あらたに、

熱海あたみ市し伊豆山いずやまの木村きむら京子きょうこさん（84）、

熱海あたみ市し網代あじろの天野あまの初はじめさん（56）と母親ははおやの稲子いねこさん（85）の、

3人にんの身元みもとが確認かくにんされました。

今いまも22人にんの安否あんぴがわかっていません。

一方いっぽう、伊豆山いずやま地区ちくでは広ひろ範囲はんいで断水だんすいが続つづき、住民じゅうみんの生活せいかつに大おおきな影響えいきょうが出でています。

また、市しによりますと、避難ひなんしている人ひとたちが体調たいちょう不良ふりょうを訴うったえて病院びょういんに搬送はんそうされるケースが相次あいついでいるということで、市しでは医師いしや保健ほけん師しなどのチームが巡回じゅんかいするなどして、生活せいかつの支援しえんも急いそいでいます。

不明ふめいの太田おおたさんの親族しんぞく「早はやく見みつかってほしい」

安否あんぴが分わからなくなっている、太田おおた佐江子さえこさんと太田おおた幸義ゆきよしさんの親族しんぞくの70代だいの男性だんせいは「佐江子さえこさんは気きさくで明あかるい人柄ひとがらで、地元じもとの婦人ふじん会かいで長年ながねん、活動かつどうをしていました。幸義ゆきよしさんははにかみ屋はにかみやだったことを覚おぼえています。本当ほんとうに早はやく見みつかってほしいです」と話はなしていました。

また、同おなじく安否あんぴが分わからなくなっている小川おがわ徹とおるさんともゴルフ仲間なかまだということで「定年ていねん後ごに伊豆山いずやまに移り住うつりすんだと聞きいています。引っ越ひっこす前まえは、別べつの町まちで町内ちょうない会長かいちょうを務つとめるなど、統率とうそつ力りょくがあって本当ほんとうに立派りっぱな人ひとです。私わたしにとっては長年ながねんの知人ちじんで、スポーツマンで面倒めんどう見みも良よい人ひとです。なんとか見みつかってほしいです」と話はなしていました。