しかし、建物の老朽化が進む中、渋谷の再開発の一環として、31日で営業を終了することになりました。
営業最終日の動きです。
このうち、5階の靴売り場を訪れた横浜の60代の女性は、「学生のころからよく友だちと一緒に買い物に来ていました。たくさんの思い出があったので 閉店と聞き、きょう久しぶりに店を訪れました。昔と何も変わっておらず、これで閉店してしまうなんて、さみしいです。『今までありがとう』とお店に伝えたい」と話していました。
店頭表示価格より1割以上安くワインなどが販売され、訪れた客は店員に自分の好みの味などを伝えながら品物を選んでいました。 店の川口淳食料品統括マネジャーは、「10年ほど前に私がおすすめしたワインを覚えていて、『あのワインはおいしかったよ』とか、『これで最後の営業だから店のみんなにあいさつに来たんだ』と声をかけてくれるお客様もいて、うれしい思いでいっぱいになります。ワイン売り場は今後、同じ渋谷で路面店としてリニューアルオープンする予定で、百貨店の品揃えの良さをしっかりと引き継ぎながら新たに営業していきたい」と話していました。
最終セール(16:00)
店長「長い間支えてくれたお客様たちに改めて感謝」
“デパ地下も売り尽くしセール”(16:30)
花の贈呈も(17:30)
55年の歴史に幕(19:00)
跡地は地上36階建て複合施設の建設を計画
渋谷東急本店閉店 井上順“再開発跡地へ願いと惜別のダジャレ”
跡地には、地上36階建ての複合施設が建設される計画で、渋谷の街の姿がまた一つ変わることになります。