일본어 뉴스: 将棋「棋聖戦」第3局藤井七冠が2勝目あげる 4連覇に王手

将棋しょうぎ「棋聖きせい戦せん」第だい3局きょく藤井ふじい七なな冠かんが2勝しょう目めあげる 4連覇れんぱに王手おうて

Jul 3, 2023 19:07

Furigana

将棋しょうぎの八はち大だいタイトルの一ひとつ、「棋聖きせい戦せん」五ご番ばん勝負しょうぶの第だい3局きょくが静岡しずおか県けんで行おこなわれ、タイトルを持もつ藤井ふじい聡さとし太たい七なな冠かん（20）が挑戦ちょうせん者しゃの佐々木ささき大地だいち七なな段だん（28）に勝かって2勝しょう目めをあげ、「棋聖きせい戦せん」4連覇れんぱに王手おうてをかけました。

「棋聖きせい戦せん」五ご番ばん勝負しょうぶの第だい3局きょくは3日にち、静岡しずおか県けん沼津ぬまづ市しで行おこなわれ、タイトルを持もつ藤井ふじい七なな冠かんの先手せんてで始はじまりました。

後手ごての佐々木ささき七なな段だんが積極せっきょく的てきな攻せめの姿勢しせいを示しめす中なか、藤井ふじい七なな冠かんも自身じしんの「玉たま」を前線ぜんせんに繰り出くりだすなど力強ちからづよい指さし回まわしを見みせます。

その後そのご、終盤しゅうばんにかけて佐々木ささき七なな段だんの残のこり時間じかんが少すくなくなる中なか、持ち駒もちごまを増ふやした藤井ふじい七なな冠かんが徐々じょじょに形勢けいせいを有利ゆうりにすると、午後ごご6時じ37分ふんに佐々木ささき七なな段だんが107手てまでで投了とうりょうしました。

この結果けっか、藤井ふじい七なな冠かんが2勝しょう目めをあげてタイトル防衛ぼうえいに王手おうてをかけました。

現在げんざい7つのタイトルを保持ほじする藤井ふじい七なな冠かんは、今回こんかいが今年度こんねんど2回かい目めのタイトル防衛ぼうえい戦せんで、「棋聖きせい戦せん」は4連覇れんぱを目指めざします。

一方いっぽう、佐々木ささき七なな段だんは今回こんかいがタイトル戦せん初はつ挑戦ちょうせんとなりますが、7月つき7日にちに開幕かいまくする「王位おうい戦せん」七なな番ばん勝負しょうぶでも挑戦ちょうせん権けんを獲得かくとくしていて、ここでも藤井ふじい七なな冠かんに挑いどみます。

「棋聖きせい戦せん」五ご番ばん勝負しょうぶ、次つぎの第だい4局きょくは7月つき18日にちに新潟にいがた市しで行おこなわれます。

対局たいきょく後ごの両者りょうしゃは

対局たいきょくのあと、勝利しょうりした藤井ふじい聡さとし太たい七なな冠かんは「構想こうそうの立たて方かたや局面きょくめんの見方みかたが分わからないところが多おおく、1局きょくを通をとおして難むずかしい将棋しょうぎだった。ここまでの3局きょくどれも難むずかしい将棋しょうぎだったので、しっかり振り返ふりかえって次つぎの対局たいきょくを頑張がんばりたい」と話はなしていました。

一方いっぽう、敗やぶれた佐々木ささき大地だいち七なな段だんは「全体ぜんたい的てきに手厚てあつく丁寧ていねいに指さされて、チャンスのない将棋しょうぎにしてしまった。厳きびしい角番かどばんだが、気持きもちを奮い立ふるいたたせて、フルセットに持もっていけるように頑張がんばりたい」と話はなしていました。