熊本市電で、
車両どうしが
追突する
など事故や
トラブルが
相次いでいることを
受け、
国土交通省は
熊本市交通局に対し、
鉄道事業法に
基づく臨時の
保安監査を
始めました。
熊本市電では、3月25日に車両どうしの追突事故が起きて15人がけがをしたほか、2024年にも事故やトラブルが相次いでいます。
こうしたことを受け、国土交通省九州運輸局は、熊本市交通局に対し27日から鉄道事業法に基づく臨時の保安監査を始めました。
監査では、
▽車両や軌道の整備状況の確認のほか
▽運転士などへの聞き取りを行い
安全管理体制について詳しく調べる方針です。
熊本市交通局に対しては、2024年7月と8月にも、九州運輸局による臨時の保安監査が行われています。
閣議のあとの記者会見で、中野国土交通大臣は「事故が発生し、負傷者も出たことは誠に遺憾だ。事故直後に熊本市交通局に文書による警告を行ったが、臨時の保安監査で得られた情報をもとに安全確保の取り組みについて指導してまいりたい」と述べました。