アジアパラ競技大会を契機とした国際理解促進
アジアパラ競技大会(Asian Para Games)の開催まで残すところ約250日となり、聖火リレーの実施が予定されている愛知県東浦町では、地域全体で大会を盛り上げるための多様な取り組みが展開されつつある。
その一環として、教育現場においても国際理解を深めるための新たな試みが始まっている。
2024年1月29日、東浦町内の小中学校においては、給食のメニューとしてベトナム料理が提供された。この日の献立には、ベトナムの伝統的な米粉麺料理であるフォーや、豚肉のヌクマム炒め、さらに甘酢野菜を挟んだバインミー風サンドイッチなど、本場さながらの料理が並び、生徒たちの関心を集めた。
この企画は、2026年9月に愛知県で開催されるアジアパラ大会を契機に、東浦町が推進している特別プログラムの一つであり、アジア各国・地域の多様な文化を食を通じて体験してもらうことを目的としている。
今週はベトナム料理が最初に登場したが、今後も他のアジア諸国の料理が順次給食メニューに加わる予定であるという。
当日は町長みずからも母校である北中学校を訪れ、生徒たちとともに給食を味わった。初めてベトナム料理を口にした生徒も多く、「フォーは予想以上にあっさりしていて美味しかった」「日本の給食とは異なり新鮮な体験だった」といった感想が寄せられた。
学校関係者によれば、このような取り組みを通じて、生徒たちがアジアパラ大会をより身近に感じるとともに、参加国への関心や理解を深めることが期待されている。また、東浦町では大会期間中、住民や児童・生徒が実際に競技を観戦できるよう見学ツアーの実施も検討されているとのことである。
このように、スポーツイベントを契機として地域社会全体で国際理解を醸成しようとする東浦町の取り組みは、アジアパラ大会を単なる競技大会にとどめず、文化交流の場として積極的に活用する姿勢が高く評価されている。