緊張が
続くウクライナ
情勢をめぐって、
アメリカが
今月31
日に
国連の
安全保障理事会で
会合を
開くことを
提案したの
に対し、ロシアは「
根拠のない
主張と
仮定を
脅威だとした
提案だ」として
会合の
開催に
反対し、
対立しています。
ロシアが国境周辺に大規模な軍の部隊を展開して緊張が続くウクライナ情勢をめぐって、アメリカは、ロシアの動きは国際社会の脅威だなどとして国連安保理での公開会合を来週月曜日、31日に開くことを提案しました。
これについてアメリカ政府高官は28日、今回の会合は各国がロシアに対話の継続を求める場になるという見方を示しました。
そのうえで「ロシアにとっては、外交の道を探っているのか、それとも紛争に関心があるのか、説明する機会になるだろう」と述べ、公開の場で協議することの意義を強調しました。
一方、ロシアのポリャンスキー国連次席大使は28日、自身のツイッターに「根拠のない主張と仮定を脅威だとして協議しようと提案した例は、ほかに思い当たらない。同僚の理事国もこの提案を支持しないだろう」と投稿し、会合の開催に反対の立場を示しました。
ロシアは、安保理に対して会合の開催の是非を問う投票を求めるという見方もあり、国連でもアメリカとロシアが対立しています。