日本新闻: フィギュア羽生結弦 3連覇へ現地で初調整 4回転半にも挑戦

フィギュアスケート男子だんしシングルでオリンピック3連覇れんぱを目指めざす羽生はぶ結ゆい弦つる選手せんしゅが北京ぺきん入いり後ご、初はじめての練習れんしゅうを行おこない、4回転かいてん半はんジャンプ・クワッドアクセルに何なん度ども挑戦ちょうせんしていました。

6日にちに北京ぺきん入いりした羽生はぶ選手せんしゅは、現地げんち時間じかんの午後ごご2時じごろから35分ふん程度ていど、試合しあい会場かいじょうに併設へいせつされた練習れんしゅう用ようのリンクで、8日にちから行おこなわれる男子だんしシングルに向むけて公式こうしき練習れんしゅうに臨のぞみました。

はじめに3回転かいてんフリップや、4回転かいてんトーループからの3連続れんぞくジャンプなどを跳とんで氷こおりの感触かんしょくを確たしかめていました。

このあと、トリプルアクセルをきれいに跳とんだほか、クワッドアクセルの練習れんしゅうを始はじめました。羽生はぶ選手せんしゅは何なん度どもジャンプを跳とび、両足りょうあしで着き氷こおりしたり転倒てんとうしたりしていました。

練習れんしゅうでは、半分はんぶん以上いじょうの時間じかんをクワッドアクセルの調整ちょうせいに使つかい、果敢かかんに挑いどみましたが、成功せいこうすることはありませんでした。

この種目しゅもくで94年ねんぶりの3連覇れんぱを目指めざす羽生はぶ選手せんしゅは、世界せかいで誰だれも成功せいこうしたことのないクワッドアクセルの達成たっせいを自身じしんの最大さいだいの目標もくひょうと位置いちづけていて、北京ぺきん大会たいかいでも構成こうせいに入いれる意向いこうを示しめしていて、本番ほんばんでのジャンプに期待きたいがかかます。

【羽生はぶ調整ちょうせいの様子ようすを時とき系列けいれつで】

現地げんち14:02 引き締ひきしまった表情ひょうじょうでリンクに

羽生はぶ結ゆい弦つる選手せんしゅが練習れんしゅう用ようのリンクに姿すがたを見みせました。羽生はぶ選手せんしゅが報道陣ほうどうじんの前まえに姿すがたを見みせるのは今こん大会たいかい初はじめてで、引き締ひきしまった表情ひょうじょうでした。

現地げんち14:05 白しろいジャージ姿すがたで黒くろい手袋てぶくろ

練習れんしゅう用ようのリンクで練習れんしゅうを始はじめた羽生はぶ選手せんしゅは白しろいジャージ姿すがたで黒くろい手袋てぶくろをはめてリンクを滑すべっています。

本格ほんかく的てきに練習れんしゅう報道陣ほうどうじんも動うごきに注目ちゅうもく

着きていた上着うわぎを脱ぬいで本格ほんかく的てきに練習れんしゅうを始はじめました。

3回転かいてんフリップやループを跳とんでジャンプの感触かんしょくを確たしかめています。

練習れんしゅう用ようのリンクでジャンプなどの練習れんしゅうを続つづけています。羽生はぶ選手せんしゅは練習れんしゅうの合間あいまに何なん度どもうなずくようなしぐさを見みせていました。日本にっぽんや海外かいがいの報道陣ほうどうじんはリンクの周辺しゅうへんで取材しゅざいしていて、羽生はぶ選手せんしゅの動うごきに合あわせてカメラを向むけています。

現地げんち14:16 4回転かいてんからの連続れんぞくジャンプも

練習れんしゅうで4回転かいてんトーループや、4回転かいてんからの連続れんぞくジャンプを跳とびきれいに着き氷こおりしていました。

現地げんち14:20 繰り返くりかえしトリプルアクセル

羽生はぶ選手せんしゅは練習れんしゅうで繰り返くりかえしトリプルアクセルを跳とんで感覚かんかくを確たしかめています。

羽生はぶ選手せんしゅは今こん大会たいかいで世界せかいで誰だれも成功せいこうしたことのない4回転かいてん半はんジャンプを構成こうせいに入いれる意向いこうを示しめしています。

現地げんち14:25 4回転かいてん半はんジャンプにも

4回転かいてん半はんジャンプ＝クワッドアクセルに繰り返くりかえし挑戦ちょうせんし、着ちゃく氷こおりでバランスを崩くずすなどしていました。

現地げんち14:40 30分ふん余あまりで練習れんしゅう終了しゅうりょう

リンクの中央ちゅうおうで繰り返くりかえし深ふかくおじぎして練習れんしゅう用ようのリンクでの30分ふん余あまりの練習れんしゅうを終おえました。

練習れんしゅうでは、4回転かいてん半はんジャンプ＝クワッドアクセルにも繰り返くりかえし挑戦ちょうせんし、着ちゃく氷こおりでバランスを崩くずすなどして一いち度ども成功せいこうしませんでしたが、ほかの4回転かいてんジャンプなどはきれいに決きめてあす8日にちのショートプログラムに向むけて順調じゅんちょうな調整ちょうせいぶりをうかがわせていました。

【練習れんしゅう後ごのインタビュー】

練習れんしゅう後ごのインタビューでは「やるべき練習れんしゅうもしっかりしてこれたと思おもっていますし、いい感覚かんかくで入いれている」と話はなしました。

練習れんしゅうした氷こおりの感覚かんかくについては、「本当ほんとうにすごくきれいだなって思おもいながら、すごく楽たのしんでできたと思おもいます。自分じぶんの中なかで考かんがえるところは課題かだいだったり、良よかった点てんだったりいろいろありますけど、きょうはきょうでいい感覚かんかくだったと思おもうので日に日ひにひにまた良よくしていければいいなと思おもいます」と話はなしていました。

また、去年きょねん12月つきの全ぜん日本にっぽん選手権せんしゅけんとの構成こうせいの違ちがいについて聞きかれると「違ちがうアプローチにはしています」と答こたえました。

4回転かいてん半はんジャンプ・クワッドアクセルに挑戦ちょうせんすることのリスクと、勝かたなければならない思おもいの2つをてんびんにかけた時ときにどのような判断はんだんをするのかと問とわれると「自分じぶんの中なかではイコールだと思おもっている。きょうの練習れんしゅうは終おわったので、またショートに向むけてまず集中しゅうちゅうしたい。とにかくショートもフリーも自分じぶんの中なかでは一幕ひとまくっていうような感覚かんかくでいるが、まずはショートで集中しゅうちゅうしなきゃいけないと思おもっているので、ショートに対にたいしてできることを積み重つみかさねていきたい」と話はなしました。

北京ぺきんに来きてからの心境しんきょうの変化へんかについては「試合しあいなので緊張きんちょうもしますし、オリンピックなのでそれはもちろん緊張きんちょうするがいい感覚かんかくできていると思おもう。一生いっしょう懸命けんめい頑張がんばるので応援おうえんしてくださいとは言いえないが、見みてもらったらうれしいです」と話はなしていました。